homeal マガジン

homealを作っているシェフやスタッフたちは、どんな想いを込めて作っているの?
homealの中の人のコラムやインタビューをお届けします。

スタッフコラム~子どもを通じた友だちづくり ~ homealのひとびとの風景🥕

幼児食をお届けするhomealのスタッフは日々どんなことを考えて、どんな生活をしているの?私たちのなにげない日常のコラムです。homealの中の人を知ってもらうきっかけになればうれしいです。   こんにちは、homeal(ホーミール)でCSを担当している小島理恵です。 前回、わが家の<おっぱい戦争>について書きましたが、ありがたいことに、その後は大きなトラブルなく日々過ごせています。ほっとしました! 今回は「子どもを通じた友だちづくり」のお話です。 *   *   *   *   *   * 「ママ友・パパ友」という言葉、みなさんはどういうイメージをお持ちですか?わたしはちょっと ”面倒くさそう……”と思っていました(笑)。 でも、大変だったおっぱい戦争が落ち着いたころ、急に「子どものことをもっと話したい」という気持ちから、「ママ友・パパ友が欲しい」という気持ちがむくむくと湧いてきたんです! ただ、わたしの周りの友だちの子どもは既に”赤ちゃん”ではないので、同じ目線での話は難しそう。どうせなら同じぐらいの子どものいるママ・パパと話したい!と思っていました。 ちょうどコロナが落ち着いていたタイミングだったこともあり、意を決して、児童館デビューをしてきました^^     「児童館」という言葉は聞いたことがありましたが、どこにあるのか・どんな場所なのか・どれぐらいの年齢の子どもが行く場所なのかなど、なにも知らない状態だったので、 「ずっとギャン泣きだったらどうしよう?」「そもそも、友だちできるのかな?」 と、当日は準備中から心臓がどっきどき! その日は「クリスマスリース作り」がテーマの集まりでしたが、いざ制作スタートのタイミングから、案の定わが子はぐずりだし、慣れない環境での授乳にわたしもワタワタ……。 やっと落ち着いた頃には、材料をもらってきたところから一歩も進まないままで、その日のリース作りは終了となりました。(ちなみに、そんな親子は1組もいなくて、グズる前にスムーズに授乳してリース作りに戻っている姿を見て、凹んでしまったのは、ここだけの話です。涙) でもその日のわたしの目的はリースじゃなく、ママ友・パパ友づくり!じつはリース作りがスタートする前の自己紹介タイムで、わが子と同じ産院で1日違いで生まれた子がきている情報をゲットしていたので、集まり終了後、急いでそのママのところへ。 無事にお話することができました!     しかも、子どもたちだけでなく、ママもわたしと同い年ということが判明。そこからさらに話は盛り上がり、次回の約束もできて、わたしとわが子の児童館デビューは、逆転ホームランで大成功!となりました。 それもこれも、きっかけは自己紹介。 ・子どもの月齢や性別・住んでいる場所・ママ・パパの年齢や職業・兄弟/姉妹の通っている園や学校・子どもとよく行く場所 などなど、「同じ」がわかるだけで話す話題が増えて、話すことが楽しくなるんですよね。特に今回はたまたま同じ月齢だったということもあり、 「抱っこじゃないと寝てくれない」「おむつはテープ?それとも、パンツ?」「急にバブバブ言い出した!」 など、子育てのちいさな悩みや、ちょっと聞いて〜!を気軽に「どう?」と話せる相手ができて、”面倒くさそう”と思っていたのがなんのその、「ママ友って、すごくいい!」へ、気持ちが変わりました。 (わが家の旦那さん、子育てにとっても参加してくれているんですが、仕事中にわざわざ連絡して言うことではないなと思うと、なかなか言えないんですよね。) 日中子どもとずーっと一緒にいると「今日はなにしよう?」と頭を悩ませたり、だれとも話してない日があると孤独になったりしていましたが、よりハッピーに子育てできるきっかけになった、あの日のたった1分の自己紹介に大感謝です◎   LINE無料相談はこちら アプリ限定情報や最新キャンペーン情報をいち早く通知でお届けします!📲 アプリDLはこちらから

スタッフコラム〜赤ちゃんの食 〜 homealのひとびとの風景🥕

幼児食をお届けするhomealのスタッフは日々どんなことを考えて、どんな生活をしているの?私たちのなにげない日常のコラムです。homealの中の人を知ってもらうきっかけになればうれしいです。     こんにちは、homeal(ホーミール)でCSを担当している小島理恵です。この夏無事に女の子を出産してママになりました! 前回は妊娠9ヶ月の“プレママ“のときの、「食」の<出産準備>について書かせていただきましたが、今回は娘の「食」である授乳についてです。 「そんな悩みもあるんだ!」「なつかしいな〜」と思いながら読んでいただけると幸いです。 *   *   *   *   *   * もともと、わたしは「完全母乳で育てたい!」という強い想いはなく、「おっぱいが出たらあげたいし、ミルクも使うんだろうな〜」と混合育児を想定していました。いざ、娘が産まれてみると……おっぱいはよくでそう、ただ、吸わない!!! (あたまの中)「なんで??赤ちゃんっておっぱいあれば飲むんでしょ???」 先輩ママさん・パパさんはご存知かと思いますが、赤ちゃんって原始反射はあるけれども、飲み方は練習してあげないといけないんですね。 だから、産まれてすぐに「さあ飲んで!」と言われたところで上手に飲めないんです。 さらに、産まれてから知ったのですが、どうやらわたしの乳首は「短め」で、赤ちゃんが飲みづらい形とのこと。 赤ちゃんも慣れていない × 短め乳首の組み合わせで、授乳がスムーズに進むわけもなく……。 新生児期はミルクか乳頭保護器をつけての授乳がほとんどで、直接おっぱいから母乳を飲んでもらえたのは数えるほどでした。 そうこうしているうちに「だんだんおっぱいが前より張らなくなってきている?」と気づき、これはマズイ!と桶谷式の訪問助産師さん(わが家では「おっぱい先生」と呼んでいます)に来てもらうことに。 おっぱい先生に指導していただくと、なんとすぐに娘は直接おっぱいを飲めるように! ただ、ここからが小島家の「おっぱい戦争」の始まりでした。     直接おっぱいを飲めるようになったにも関わらず、数日経っておっぱいを飲ませようとすると娘がギャン泣きをするように(涙)。 おっぱい先生に聞くと、新生児期におっぱい以外で授乳していたことで「乳頭混乱(おっぱい拒否)」になってしまっているとのことでした。 「そんなの聞いてないよ〜。涙」 母乳に対するこだわりはありませんでしたが、直接飲んでくれたことが思ったよりもうれしくて、諦めきれず。 目の前で、あきらかにおっぱいを嫌がって泣かれている、わが子の姿は精神的にとてもつらくて、泣きながら旦那さんに話を聞いてもらったり、娘の前で泣いてしまったりすることもありました。 どうしたらもう一度おっぱいを飲んでもらえるか? 旦那さんやおっぱい先生と相談して、最後の手段として「哺乳瓶の存在を忘れてもらう作戦」を決行することにしました。 「スプーン授乳」です。     「スプーン授乳」はスプーンでミルクを赤ちゃんの口に流し入れてあげるのですが、小さなスプーンでひと匙ずつすくってあげていくので、とっても時間がかかります。 娘の場合、哺乳瓶だったら20分もあれば飲ませてあげられるのに、スプーン授乳だと約4倍の1時間半かかりました。 それとは別に、おっぱいのために搾乳もしないといけないので、搾乳に30分。3時間おきの授乳に対して、1回にかかる時間はトータル2時間になります。 到底ひとりでは対応できないので、旦那さんと1日8回の授乳を半分ずつ担当して、授乳に1日16時間かける生活を、2週間続けました。(生後2ヵ月目まで、旦那さんは時短勤務をしてくれていました!) 正直、この2週間はまったく余裕はなく、新生児期からお願いしていた「産後ドゥーラさん」に作ってもらった料理をあたためて食べるのが、精いっぱい。つねに寝不足で頭がぼんやりした状態でした。 ただ、その甲斐あって、ふたたび直接おっぱいを飲んでもらえるようになり、生後2ヵ月から最初に想定していた混合育児がスタート! わたしの「おっぱいを直接あげたい」という希望につきあってくれた娘と、旦那さんには本当に感謝です。    ...

スタッフコラム〜出産前の準備 〜 homealのひとびとの風景🥕

幼児食をお届けするhomealのスタッフは日々どんなことを考えて、どんな生活をしているの?私たちのなにげない日常のコラムです。homealの中の人を知ってもらうきっかけになればうれしいです。   みなさん、初めまして!homeal(ホーミール)でCSを担当している小島理恵です。わたしは今妊娠9ヶ月の”プレママ”です。この記事を読んでくださっている多くの方は、先輩パパさん・ママさんでしょうか?今日は、わたしが進めている<出産準備>についてお話します。「そんなときもあったな〜」と思い出しながら読んでいただけると幸いです。 *   *   *   *   *   * <出産準備>というと、まず頭に浮かぶのは赤ちゃんを迎え入れるために必要なグッズを揃えることかなと思いますが、わたしが今、絶賛準備中なのは「いかに家事の負担をへらすか」です。とくに「食」について(赤ちゃんのではなく、わたしたち大人側の)いろいろ試しています。 というのも、先日の定期検診で、もともと”大きめ”と言われていた赤ちゃんが、そのまますくすくと育っていて(うれしいことです^^)わたしの身体のサイズ的に、帝王切開で産むことが決まったからなのです。     もちろん、個人差はあると思いますが、帝王切開は普通分娩よりも産んでからの回復に時間がかかるそうで、もしわたしが寝たきりで、一切の家事をできなくなったとしても大丈夫なようにしなくては!と思い、”育児 = 体力が大事 = ちゃんと食べなきゃ”の思考回路で、夫が仕事をしながらでもつづけられる食事づくりの方法を準備しています。 やってみたのは……  ・週末の買い出しで、食材の冷凍保存  ・ネットスーパー  ・宅配のミールキット この3つを試してみて、今は「宅配のミールキット」をベースにやっていこう!という方向性が決まったところです。 食材がカットされていたり、分量も決まっていたりと、調理時間が短くなる工夫がされていることはもちろんですが、夫にとっては「献立を考えなくて良い」というのが、1番「ラク」に直結する要素だったみたいです!カタログを見て注文するのが手間と思うかな〜と予想していたので、意外でした(笑)。     赤ちゃんが生まれてからは、きっと日々の育児と家事に追われて、ゆっくり試してみる時間はなかなか取れないと思うので、今のうちにできて良かったなあと思っています。 食事はとても大切ですが、そのために疲れてしまっては意味がないので、家族がおだやかに笑顔で過ごせるように、これからもいろいろなものに頼って、「無理しすぎない」をモットーにやっていきたいなと思います。 もちろん!homealにもどんどん頼って、「イチ子育て中の親」の声をお届けしていきたいと思っています。今後のわたしの子育ての奮闘の様子や、homealの成長もたのしみに見守っていただけるとうれしいです! *   *   *   *   *   *   LINE無料相談はこちら アプリ限定情報や最新キャンペーン情報をいち早く通知でお届けします!📲 アプリDLはこちらから

親がひとりで悩まないための冷凍幼児食宅配サービス「homeal」 〜 homealのひとびと🥕

みなさん、はじめまして!homeal(ホーミール)株式会社の代表「鬼海 翔(きかい しょう)」と申します。当社はプロのシェフや、保育園ではたらく管理栄養士チームが栄養バランスを考えてつくった、幼児食の冷凍食品「homeal」を提供しています。 homealは、私自身が子育てにおいて直面した悩みから誕生しました。サービスができた経緯や込めた想いをお伝えさせてください。    コンセプトは「親子で食べる幼児食」 「homeal」は、幼児食診断という独自の無料診断や、管理栄養士によるLINE無料相談などを通じて、お子さま一人ひとりにあった「幼児食のBOX」を作り、ご自宅まで届ける「冷凍幼児食宅配サービス」です。 コンセプトは「親子で食べる幼児食」。大人が食べても子どもと一緒に「おいしいね」と言えるような、本格的で本物志向のごはんをプロのシェフが作っています。 一般的には、子どもは1歳頃に離乳食を卒業します。その次のステップが「幼児食」で、大人の食への練習期間になります。 わたしの子どもは幼児食を始める前、肌の病気で乳児湿疹やアトピー症状が長く続いていました。幸い、私の妻は看護師で義母は保育士。プロフェッショナルの2人がいたおかげで、症状はどんどん回復していきました。 しかし、当時わたしは幼児食どころか離乳食すらも満足に作ったことがなく、完全に戦力外。自分の子どもが苦しむ姿を見ながら、何もできない自分に無力さを感じ、ダメな父親だと落ち込みました。 そこで1人の親として「子どものためにできることはないか」と考え、調べました。その過程で「幼児食」という言葉に辿り着いたのです。 「子どもの食事を変えることで、もしかしたら肌の悩みも回復していくかもしれない」と思い立ち、独学で勉強をはじめました。本屋に足を運び、幼児食に関連する本を何十冊と買っては読み漁りました。 そして、その結果、自分は料理がかなり苦手だということに気づきました(笑)。本には幼児食のレシピがたくさん紹介されていましたが、「そもそも、これさえも作れないから困ってるんだよ」と思ったんです。それと同時に、「子どものことは心配だけれど、料理の能力や仕事が忙しいといった、さまざまな理由でレシピを知っていても作れない」という人は多いのではないかと思いました。 そこから、幼児食を届けてくれるサービスがあればと探しはじめました。さんざん探しましたがひとつもなかったんです。そうであれば、もう自分で理想的なサービスを作るしかないと考えました。その想いを皮切りに、専門家を巻き込みながら作り上げたのが「homeal」です。 自宅でつくった最初の試作品たち   コロナ禍による学校の一斉休校を機に、寄り添うサービスへ 「homeal」は2020年1月にプレスタートしましたが、その後すぐに新型コロナウイルスが猛威を振るいはじめました。そして、リリースから1か月後の2月末。政府から「学校の一斉休校」が発表されました。 小さな子どもがいるご家庭であれば、学校が休校になることで、親はどうしても仕事を休まなくてはなりません。当時ニュースを見て、私は「大変なことになる」と感じました。 サービスを開始してからちょうど1ヶ月。あらためてhomealができることを考えました。「食を通して、少しでも困っている親御さんの負担を軽減できることは何か」を自問した末に、300世帯に無償提供で幼児食を届けるプログラムをすることにしました。 サービスを立ち上げたばかりでしたので、ユーザーさんもほとんどいませんでしたが、そんな中でもこのプログラムの情報が徐々に広まっていき、たくさんの相談が寄せられるようになりました。 いただいた相談を通して、子どもの食事について悩みを抱えていながらも、相談できずにいる人の多さを実感しました。そして、Webサイト上で気軽にできるような「幼児食診断」や、管理栄養士などの「専門家に気軽にLINEで相談できる仕組み」が、今この状況で必要だと強く感じました。 この想いがきっかけとなり、現在のサービスである「LINE無料相談」「幼児食無料診断」が生まれました。また、homealを事業とする上でも「ただモノを買ってもらって届けるのではなく、寄り添うことを大切にするサービス」にしていこうと、あらためて方針を固めました。   「食べないことも許容するサービス」でありたい わたしたちは、ほかの食品会社と違い、幼児食ならではの考え方のもと「homeal」を運用しています。 通常の大人向けの食品サービスは「購入する本人にとっておいしいかどうか」が商品の良し悪しを決める基準になりますが、子ども向け食品の場合は「子どもがおいしく食べてくれるかどうか?」が基準になります。 多くの親御さんがご存知のとおり、幼児期から先は自己主張が始まってくるため、偏食や好き嫌いが出てきます。つまり、食品そのものの質と同じくらい「食べる環境」や「だれと食べるか」が大事になってくるのです。 大人向けの食品であれば、「おいしく」「安く」「カラダによい」ごはんが求められているのでシンプルに考えやすいですが、子ども用の場合はそれだけでは不十分。「いいものなのに、そもそも食べてくれなくて困っている」という悩みこそが、親御さんたちが抱える真の痛みだと思っています。 わたしたちに寄せられる相談も、偏食や好き嫌い、特に野菜を食べないという悩みが大半です。そしてこの悩みには、決定的な解決策がありません。「これさえあればいい」という魔法の食品はなく、ありとあらゆる引き出しの中から「その子の」「今の」「この日の」状態にマッチする、「わが子にとって、いま一番いい食べもの」を考えていかなくてはなりません。 たとえばhomealの食品を6品購入したとして、それらすべてをお子さんに完食してもらえることは、基本的にはないと考えています。子どもは初めて見るものを怖がる、いわゆる「新規性恐怖」という心理が必ず働きます。いくら良いごはんを大人が用意しても、すぐにパクパク完食する、なんてことは家庭内ではほぼありません。もしあったとしたら、それは奇跡に近いことだと思います。 ですから、子どもが食べないことで親御さんが自分を責める必要はまったくありませんし、「今は食べなくてもいいけど、これはキミが食べていいものなんだよ」という、子どもに選択肢をあげる気持ちでいるくらいがちょうどいいんですよね。 そして、もし食べなかったときには「これ食べてくれなかったんですけど……」と、homealにLINEで気軽に相談してください。 LINEの向こうには、管理栄養士や幼児食アドバイザーといった頼れる専門家がいますので「今はこういう状態かもしれませんね」「次はこういうアレンジをしてみてもらえますか」など、アドバイスや提案でサポートしてくれます。 親御さんと一緒に考えながら「わが子はこういうのが好きなんだ!」「こうしたら食べてくれるんだ!」と、「うちの子どもにとって、一番いい状態」を家庭ごとに見つけていきながら、食事の時間を豊かに過ごしてもらうことが、わたしたちのゴールです。 子どもの成長を願う親御さんと共に悩みを共有し、一緒に解決策を見つけていける幼児食ブランドだと認識していただけるような会社になっていきたいです。   「頼っていい育児」を定着させたい 私自身もそうですが、子育てをしているすべての親御さんには、ワンオペ育児や育児における突発的なトラブル(体調不良や急な仕事など)が起きやすく、育児に悩む瞬間が日々訪れます。...

「手抜き」ではなく「手間抜き」で、子どもとの時間を有意義に。冷凍王子・西川剛史さん 〜 homealのひとびと🥕

「homeal」の幼児食をつくっているのは、どんなひと? レシピにはどんな想いや“こだわり”がこめられているの? 今回は「homeal」の冷凍食品開発に携わり、冷凍生活アドバイザー・冷凍王子として活躍する西川剛史さんをご紹介します。   コンサルティングから資格監修まで。冷凍食品のプロフェッショナル みなさん、初めまして!冷凍王子・冷凍生活アドバイザーの西川剛史です。私は冷凍コンサルティングを中心とした、冷凍食品に関わる仕事をしています。 「冷凍食品コンサルティング」という言葉を聞きなれない方も多いかもしれませんが、homealのように冷凍食品をこれから作りたい・販売したいという人へのアドバイスや、冷凍食品の商品開発サポートなどをおこなっています。 また冷凍の魅力を発信するために、「冷凍生活アドバイザー」という資格講座の監修講師や、「冷凍王子」としてテレビやメディア、イベントなどで冷凍食品について教えています。   「冷凍王子」誕生のきっかけは、おいしい・簡単・栄養バランスが叶うこと 冷凍食品に携わるようになったきっかけは2段階ありました。 最初のきっかけは、学生時代に食卓で出た冷凍食品がとてもおいしかったこと。「料理は手間や時間をかければおいしくなる」と言われている中で、こんなにも簡単においしい食事ができるって面白いと思いました。 この体験から冷凍食品に関するドキュメンタリーを見るようになり、少しづつ「冷凍食品の仕事にかかわりたい」と思うようになりました。 その想いを叶えるため、近畿大学の農学部にある「食品栄養学科」に入学。大学では、食品科学や栄養など幅広く食について学びました。 学びを通して、悪い食生活を送るとその影響でさまざまな病気にかかったり、体調不良により心身ともに辛い状態になることを知りました。それは私にとってショックな内容でした。そこから「食生活改善」に興味を持ち始めました。 食生活の改善について学ぶなかで、そもそもきちんとした食事を作る時間がない人が世の中にはとても多いことがわかりました。この現状を知ったことが2つ目のきっかけとなり、それならば、「時間や手間をかけなくても、健康的で豊かな食生活を送ること」をサポートしたいと考えました。 豊かな人生を送る人を増やすことが、私の一番やりたいことだと気づいたんです。 大学卒業後は、大手の冷凍食品メーカーに就職。その後冷凍食品を販売する会社に転職し、メーカーから開発など冷凍食品に関するさまざまな経験を重ねて独立、今に至ります。   諦める可能性がよぎった「homeal」との出会い homeal代表の鬼海さんから連絡をいただいたのは、2019年5月。土砂降りのなか会いに来てくれたのが印象的でした。 話を聞くと、「幼児食のサービスを作りたい」「子どもが口にするものだから、専門家監修のもと、きちんとしたものを作りたい」「最近の冷凍食品はおいしいと感じている」とのことでした。 当時私のところには、冷凍食品の開発や販売についてたくさんの相談が寄せられていました。多くの方は、私の話を聞いて諦めてしまうことがほとんど。叶えたい理想はあるものの、その実現に必要なことを話すと「やはり無理かも」となってしまうんです。冷凍食品の開発は、思っているより難しいんですよね。 鬼海さんのお話をうかがった際も、「あきらめる可能性があるな」と正直思いました。作りたいサービスへの想いはすごくいい!でも実際にかかるコストや労力を知って、挫折するんじゃないかなと。 ですが、私の予想は覆されました。 僕が冷凍食品の開発について説明をしている間、諦めどころか「これをやりたいんだ」という想いが終始伝わってきたんです。そして鬼海さんは、理想だけではなく現実的にしっかりとプランニングができる人だということを知りました。 その覚悟と人柄、実現性しかり、私自身が鬼海さんの想いに共感して一緒にやりたいと思ったのが決め手となり、ご一緒することを決意しました。   年間1,000食もの冷凍食品を試食し、商品開発を進める 冷凍食品に関わらず、商品開発において作り手が陥りがちな問題があります。それは味や形、パッケージから決めようとすること。商品の中身や見栄えから決めることよりも、「どんな人がどういう状況で買う商品を作るのか」を考えることが、大事です。 homealの場合はターゲットが明確だったので、子育てしている人にヒアリングをして、その方たちのマインドになりきって商品を考えたり、試作品の評価をするよう意識しました。 私は年間1,000食以上の冷凍食品を食べているので、真似できる点や差別化するべき点を判断し、商品に反映することができます。 実はテレビでもよく聞かれるので、正確な数字を数えてみたんですが、去年は1,300食の冷凍食品を食べていました(笑)。累計で1万食は食べている計算になります。こうしたデータをもとに、商品を開発しています。   栄養と美味しさにしっかりこだわったメニュー開発を とはいえ、私にとっても幼児食の冷凍食品は初めての試み。味付けの濃さや食材のやわらかさ、具材の大きさなど、気をつけることが多く、またそれをメーカーさんに正確に伝えることに苦労しました。 それと同時に、「幼児食」というジャンルの面白さも感じましたね。離乳食とは違って、ある程度いろいろなものを食べられる時期なので、さまざまな種類のメニューを開発することができます。 たとえば印象に残っているメニューに「レバー入り肉団子のトマトソース煮」があります。 レバーは栄養豊富なので取り入れたい食材のひとつです。私もこれまでに何度か開発に携わりましたが、レバーはおいしくすることが難しい食材でもあります。 特に子どもにとっては、食べ慣れないうえに苦手な食材。大人でも健康のために、無理をして食べる人もいるような食材ですから、これをいかに無理せずおいしく食べてもらうかを考えました。...

「子どもたちに『味の“おまけ”』をプレゼントしたい」 日本料理界の巨匠から西洋料理を教わった一流シェフ、堀田雄一さん 〜 homealのひとびと🥕

「homeal」の幼児食をつくっているのは、どんなひと?レシピにはどんな想いや“こだわり”がこめられているの? 今回は「homeal」の洋風料理を担当する、株式会社ガイア・プランニングパートナーの堀田雄一シェフをご紹介します。   冷凍食品に携わって25年。都内の有名レストランとも提携するイタリアンのプロフェッショナル。 私は、東京の神楽坂にある小さな冷凍食品メーカーの息子として生まれました。 もともと祖父が、昭和2年に「堀田商店」という食品の卸問屋をはじめて、三越や有名旅館にお肉を卸していたそうです。その後父の代になって、冷凍食品を製造するメーカーを新たに設立。父の仕事を手伝う形で、私は長野にあるコロッケ工場の工場長をしていました。 そんな中で、私の運命を変える出来事が起こります。 日本を代表する料理界の巨匠であり、イタリア料理ブームの火付け役ともいわれる、片岡護さんとの出会いです。片岡さんが経営するイタリア料理店とビジネスパートナーとしてつながったことがきっかけでした。 私が独立したのは2008年。その際に片岡さんに師事し、料理の基礎をイチから教えてもらいました。ビジネスパートナーでもあった私に、片岡さんは惜しげもなくメニューや秘伝のレシピを教えてくれました。 約25年にわたり冷凍食品の製造に携わってきた経験と知識、そして片岡さんという一流シェフから学んだ料理の技術がかけ合わさって、今の私がいます。 そのノウハウをぎゅっとつめこんだ場所が、私がいま手がけている、このセントラルキッチンなのです。   子どもだけでなく、親御さんにも自宅でレストランの味を楽しんでもらえれば。 冷凍王子として活躍されている、西川剛史さんに「洋食専門で高品質で小ロット対応ができる、日本でも数少ないセントラルキッチン」としてご紹介いただいたことが、homealのパートナーになったきっかけです。 幼児食をつくるのは、私にとっても新しいチャレンジだったので、「塩分を控えめにしながらも味を感じてもらうためには、どうすればいいだろう?」「辛くせずに、カレー味だとわかるようにするためには?」と、正直初めは戸惑うことばかりでした。 洋風メニューの商品開発をする際には、知人の1歳のお子さんの顔を思い浮かべながらレシピを考え、実際に試食してもらったりもしました。 「homeal」の料理は、親御さんも食べます。子どもが「おいしい!」と言う料理であれば、おそらく多少味が薄くても、お母さんお父さんは我慢して食べてくれると思うんです。 でも、せっかく1.5人前で、子どもと同じ料理を一緒に味わってもらえるのであれば、やっぱり親御さんにも「おいしい!」と思ってもらいたい。食事は、生活の楽しみですから、おいしさを感じられるレシピにしたいと考えていました。 今はファミレスに行っても、少し贅沢をすれば、フォアグラ付きのステーキが食べられる時代です。手軽においしいものが手に入る時代に、親御さんにも満足してもらえる幼児食をつくるのは決して容易ではありません。 塩分や調味料をできるだけ使わずに、しっかりと味を感じてもらうため、特に出汁(だし)にはこだわりました。 西洋料理を学んできた私にとって、肉や魚、野菜の出汁でつくるブイヨンは得意技です。小麦粉やデンプンをはじめとする粉でできた調味料はほぼ使わず、一品一品、最初から丁寧に手作りしています。 オマール海老の頭を殻ごとローストし"うまみ"を引き出す   味がわかってくる幼児期だからこそ、プロの味に触れてほしい。 離乳食を卒業し幼児食になると、子ども自身味がわかるようになります。好き嫌いもハッキリでてきますよね。 だからこそ、プロのシェフがつくる意義があると感じます。 使用している食材を明示すれば、「この料理は、うちの子も食べられるかもしれない」と親御さんは、何となくわかるのではないでしょうか。すべての子どもに好かれる料理をつくるのは難しいかもしれませんが、ラインナップを増やしていくことで「この味が好き」「今まで食べた料理でいちばんおいしい!」という感動を、子どもに体験してもらえるはずです。 新しいレシピを考えたり、調理法を検討したりする際に私が願うのは、「料理に“味のおまけ”をつけたい」ということ。 子どもって、おまけが好きでしょう? 私自身も、幼いころはグリコのお菓子についているおもちゃに心を奪われていました(笑)。 なんのおまけが入っているかドキドキしながら封を切る楽しさや、あのわくわく感を、私は料理で再現したい。味のおまけを、子どもたちにプレゼントしたいんです。 「homeal」が食卓に並んだときに、子どもたちの顔がパッと輝くような。「今日はhomealでうれしい!」と思ってもらえるような。子どもや親御さんに、おいしい料理を家族で気軽に味わう楽しさを感じてもらえたら本望です。     得意料理は、うま味を活かした煮込み料理。 シチューやスープ、パスタソースなどの煮込み料理が得意です。 当社で人気なのは、「ほほ肉の赤ワイン煮込み」。スーパーでは売っていないよね?という珍しい食材も、レストランや卸商社とのつながりがあるので仕入れられます。 同じ食材、同じレシピでも、火の入れ方や時間が少し変わるだけで、まったく違う味になってしまう煮込み料理。ありがたいことに調理技術を評価いただき、都内の有名レストランからパスタソースをはじめ、さまざまなオーダーをいただいています。 そして、お客様のこだわりやブランドコンセプトをきちんとレシピや料理に反映していくことも、私の大切な仕事のひとつです。 「homeal」であれば、国産野菜や厳選食材だけを使用する。親御さんがお子さんに安心して食べさせられるように、無添加で、塩分を控えめに。それでいて、素材の味や“うま味”をしっかりと感じられるように。 小さなセントラルキッチンだからこそ、お客様からの「こんなことを実現したい」という希望や細かなニーズにもお応えしていきたいですね。  ...

ごはんも暮らしも“自分ごと”に。「一緒にやる」で、無理なく楽しく!双子×双子を育てる佐々木家のおはなし 〜 homealのひとびと🥕

「homeal」の幼児食をつくっているのは、どんなひと? レシピにはどんな想いや“こだわり”がこめられているの? 「homealマガジン」で編集を担当している、佐々木将史さんのコラム。編集者として活躍する佐々木さんは、現在2組の双子の子育て真っ最中です。保育士の資格も持つ佐々木さんの「子育ての工夫」をお届けします。 初めまして!homealマガジンで編集を担当している、佐々木です。 うちには4歳の双子(息子&娘)と、生まれて半年の双子(息子&息子)の、あわせて4人の子どもがいます。 3年前に妻の地元・滋賀へと移住して、今は山裾の町に6人暮らし。かつて夫婦で、大阪の街中で生活してた頃とまったく違う騒がしさに囲まれ、日々を過ごしています。 カオス感もある“双子×双子”の子育てなので(笑)、家事については「無理をしない」が大前提。妻とお互いの仕事の忙しさや体調を見ながら、「できる人ができることをやる」「どうやったら楽しいかを考える」の2つを大きく意識しています。 そんな我が家の食卓を支えてくれる、強い味方が『鉄板焼き』です。……といっても、ちょっと大きな鉄板つきのカセットコンロですが。 登場頻度は、だいたい週に1〜2回。ほかの料理に比べたら準備が楽なこと、できあがるまでの時間を「待てる」余裕が子どもたちに必要なことから、平日よりも土日にやることが多いです。 上の息子と娘が「あれつくりたい」「これできるもん」って2人で盛り上がってくれるし、自分たちで作ったものはおいしい。楽しくモリモリ食べてくれるのが、親としてとても助かります。   この日のメインは「餃子」。何を焼くかは事前にリクエストを募ります。親からも食材の候補を挙げて、家になければ買い出しに出かけるのも遊びの一つ。 もちろん、仕込みに無理はしません。餃子はごくごく普通の冷凍食品です。 本当は皮でいろんなもの包んで……とやったらさらに楽しいのはわかりつつ、乳児が2人いるとまだ厳しい。「赤ちゃん大きくなったらやろう」なんて言いながら、ありがたく冷凍食品にお世話になります(あと、普通においしいんですよね……)。 鉄板に並べ、コンロの口をひねる。次第に色がつき、皮がパリパリと変わる餃子焼きの醍醐味は、何といっても引き上げる瞬間です。鉄板への注意は事前に伝えてるので、普段はケンカばかりの2人も、このときは真剣にゆずりあいます。子どもってちゃんとわかってる。   できた餃子をパクつきながら、お次は「野菜炒め」です。もやし、キャベツ、火が通りやすいようレンジにかけておいた大根や人参を鉄板に入れ、箸で混ぜていくだけ。 味付けもやはり無理せず、シンプルに「焼肉のタレ」を使います。もうちょっと余裕ができたら、タレも一緒に作ってもいいかも……と思ったりしますが、今はこれで十分。キャベツは苦手な息子と娘ですが、自作&つくりたては話が別です(笑)。この日も僕らが驚くくらい、たくさん食べてくれました。 そこから安定の人気、「ソーセージ」をコロコロと焼いたあと(一瞬で皿から消えます)、ラストは「卵とじ」へ。 2人とも卵割りは好きなので、仕込みのときに一緒にやっておくことが多いですね。とき卵にダシで下味をつけ、炒めた野菜の上にゆっくりかけて完成。   普段は口をつけないほうれん草も食べてしまう、お楽しみごはん『鉄板焼き』。上の子がだいたい3歳を迎えるあたりからやっていたでしょうか。 調理中どこを触ってはいけないか、なぜ近くでふざけちゃいけないか、きちんと目を見ながら伝えて、最初は祖父母など大人の手が多い場面から始めました。 自分で料理をするようになると、絵本でも調理シーンに反応したり、お風呂場でいきなりごっこ遊びが始まったりすることも増えました。「次はこれつくる!」なんて、遊びからお手伝いが広がります。むしろ2人にとっては、ぜんぶが遊びなのかもしれません。 そんな姿を見ていて、「できる人ができることをやる」「どうやったら楽しいかを考える」という我が家のルールも、その2つ自体がつながってる考えだったんだな、と最近感じるようになりました。 家事のこと、家族のこと、まわりの環境……自分が関わっていない“他人ごと”って、なにかと文句を言いたくなるもの。でも、自から手を動かすとおもしろくなるし、失敗しても納得できます。“自分ごと”になれば、工夫もしたくなる。 そうやって幼児でも大人でも、どこかしらに関われるポイントを埋め込むことが、楽しい暮らしをつくる上では大事なのかもしれません。 なんてことを考えつつ、直近の悩みは、下の2人が動き回るようになっても『鉄板焼き』を続ける方法。すでにハイハイの兆しを見せる次男と三男ですが、工夫すれば何とかなるかな……。準備は楽チンだし、子どもは毎回喜ぶし。 なによりその顔を見て一番笑ってるのが親2人なので、モチベーションには事欠かないよね、なんて思っています。   LINE無料相談はこちら アプリ限定情報や最新キャンペーン情報をいち早く通知でお届けします!📲 アプリDLはこちらから