今回のテーマは「おすすめの冷凍食材」です。
こんにちは!「冷凍生活アドバイザー」「野菜ソムリエプロ」のみつはしさなこです。
初めてでもできる冷凍保存のはなし。
最終回は「おすすめの冷凍食材」について紹介します。
前回までの記事で、冷蔵庫での食材ストックの仕方や、おいしく冷凍保存するコツなどをお伝えしました。
【これまでの記事】
初めてでもできる冷凍保存① 〜冷凍庫の使い方を見直そう〜
初めてでもできる冷凍保存② 〜おいしく保存するコツと必要な道具〜
冷凍保存が便利とは分かっていても「どんな食材が冷凍できるか分からない」という方もいれば、「冷凍した食材を、どうやって料理に使えばよいか分からない」という方もいるでしょう。
今回は、私がふだん作る冷凍食材の中から、料理に使いやすく、時間がないときに便利なおすすめ食材を5つ紹介します。
市販の冷凍食品もいいけれど、自分で冷凍食材をストックしておけば、いつものメニューに野菜を少し足して、手軽に栄養バランスを整えることができます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
①薄切り玉ねぎ
玉ねぎは炒め物や煮物などに幅広く使えるので、常備している方も多い野菜かなと思います。でも、忙しいときに皮を剥くのは億劫でもありますよね。そこで、私は料理のついでにまとめて切っておいた玉ねぎを、ふだんから冷凍ストックしています。
一番使いやすい薄切り玉ねぎの冷凍保存を紹介します。
作り方
① 玉ねぎを薄切りにする。
② ポリ袋に入れて平らにして密閉し、金属トレーなどを使って冷凍する。
冷凍したら袋の上から軽くもんでほぐしておくと、料理のときに使いやすいのでおすすめです。使うときは、冷凍のまま調理中の鍋やフライパンに入れて調理できます。焼きそばや野菜炒めの具材として重宝します。
②刻みネギ
ネギは刻んで冷凍しておくと、使いたいときにすぐに使えるのでおすすめです。
火が通るのも早いので、忙しいときの料理にぴったり。
作り方
① ネギを小口切りや輪切りに刻む。
② ポリ袋に入れて平らにして密閉し、冷凍する。
冷凍したら袋の上から軽くもんでほぐしタッパーに移しておくと、取り出しやすくなります。味噌汁やスープの具材にあると安心なストックです。
③細切りピーマン
ピーマンは、切ってタネを取って片付けて……と忙しいときに処理するのが、少し面倒な食材ですよね。でも、時間があるときにまとめて切って冷凍しておくと便利です。
作り方
① ピーマンを縦四つ割りに切り、さらに細切りなどの食べやすいサイズに切る。
② ラップを敷いた金属トレーにピーマンを平らに並べる。
③ 上からさらにラップと金属トレーを重ね、冷凍する。
ピーマンはできれば金属トレーが2枚あると上下で挟んで冷凍できるので便利です。もちろんポリ袋などを使って、手軽に冷凍しても大丈夫。
冷凍ピーマンは、炒め物や焼きそば、ラーメンなどの簡単メニューで活躍します。
火が通りやすいので、料理の最後の方にさっと加えるだけでOKです。
④アジの干物
毎日続く料理。ときには、魚の干物で簡単にすませたいという日もありますよね。アジの干物は冷凍保存にも向いているので、私はよくストックしています。
作り方
① 1枚ずつラップで包み、冷凍する。
② 冷凍したらジッパー付き袋に移して保存します。
アジの干物は薄いので、冷凍したままグリルやフライパンで調理することができます。生の干物よりも少しだけ加熱時間を長めにすれば、冷凍からでもしっかりと火が通ります。
⑤ハーフベーコン
真空パック包装のハーフベーコンは、一番手軽で失敗知らずな冷凍食材です。
買ったらそのまま冷凍庫に入れて保存してしまいましょう!
薄いので、冷凍庫がいっぱいでも大丈夫!
使うときは水を張った金属トレーにそのまま漬けると、10分ほどで解凍できます。柔らかくなったら包丁で食べやすいサイズにカットして、スープやパスタの具材に活用しましょう。
真空パック包装の場合、袋を開けずにパックの上から押し切ることもできます。手が汚れることなく、洗い物も少なくて済むのでおすすめですよ♪
ベーコン、玉ねぎ、ピーマン、なすを使ったナポリタンパスタ。
すべて冷凍庫のストック食材だけでできてしまいます。
3回のコラムにわたってお届けした冷凍保存のはなし、いかがでしたか?できそうなところから、ぜひ取り入れてみてくださいね。