初めてでもできる冷凍保存② おいしく保存するためのコツと必要な道具 〜 homealの幼児食専門家にきく🥕


今回のテーマは「冷凍保存に必要な料理道具」です。

こんにちは!「冷凍生活アドバイザー」「野菜ソムリエプロ」のみつはしさなこです。

初めてでもできる冷凍保存のはなし。
前回は、初めてでもできる冷凍保存①〜冷凍庫の使い方を見直そう〜ということで、冷凍庫の見える化とスペースづくりについてお話しました。

今回は美味しく冷凍保存するコツと、冷凍保存に必要な道具の使い方をチェックします。

家庭で冷凍保存ができると、新鮮な状態で食材を保存して、次の料理に使うことができます。ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、コツを覚えれば簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。

気軽に実践してもらえるように、使う道具も日常で使うものばかりです。

 

おいしく冷凍保存するための3つのコツとは?

おうちでおいしく冷凍保存するには、3つのコツがあります。

コツ① 薄く平らにする

コツ② 空気に触れないようにする

コツ③ 新鮮なうちに冷凍保存する

それでは、コツを順番に説明していきましょう!

 コツ① 薄く平らにする

冷凍するときは食材を薄く平らにすることがポイントです。温度を素早く下げ、食材を均一に冷凍させることができます。そのため、自分で冷凍保存するときには食材を薄く・平らな状態にしてから冷凍させましょう。

◆ コツ② 空気に触れないようにする◆

冷凍された食材は空気に触れると水分が飛びやすく、乾燥して食感がパサつく原因になります。トレーに入った肉や魚もそのまま冷凍するのではなく、いったん別の容器に移し替えて冷凍しましょう。また食材をラップに包むなどして空気に触れないようにするのが、おいしく冷凍保存するコツです。

◆ コツ③ 新鮮なうちに冷凍保存する◆

食材は鮮度がいいうちに調理した方が、料理もおいしくなります。忙しいと、つい冷蔵庫に食材をそのまま置いてしまいがちですが、すぐに使わないなと思うものは、あらかじめ冷凍してしまいましょう。まとめ買いしたときは、早いうちに積極的に冷凍保存をするのがおすすめです。

 

調理道具の使い方は?

冷凍保存するコツを押さえたら、実際にどのように道具を使って、冷凍保存をすればよいのでしょうか。

◆ ラップ・ポリ袋◆

冷凍保存をするときは、はじめに食材をラップで包んだり、ポリ袋に入れてしっかり空気を抜きます。食材によってラップが向いている場合と、ポリ袋が向いている場合があるので、両方を用意しておくのがおすすめです。

魚の切り身などは一切れずつラップに包むと、乾燥を防ぐことができます
一方、小さく細切りにした野菜や水気のある食材は、ポリ袋保存が向いています

ラップやポリ袋に入れた食材を冷凍するときは、金属トレーを使います。
前回紹介した、急速冷凍スペースの金属面に冷凍したい食材を載せ、さらに上から金属トレーを被せると、スピーディーかつ均一に食材を冷凍することができます。

例えば、このくらいの薄さなら1〜2時間程度で冷凍できます。

2枚使う場合は下の写真のように重ねていきます。ラップを使った冷凍は、金属バットが2枚あると便利です。こちらの冷凍保存方法については、次回で詳しく紹介します!

◆ ジッパー付き袋・タッパー◆

ラップにつつんだり、ポリ袋に入れて冷凍した食材は、ジッパー付き袋やタッパーに入れて保存します。

ポリ袋のままだと庫内で食材同士がぶつかって袋に穴があくことがあり、解凍後に汁が漏れることがあります。乾燥を防いだり収納がしやすくなるので、できればジッパー付き袋やタッパーで保存するのがおすすめです。

ジッパー付き袋は、ポリ袋やラップで冷凍したものを二重で保存します。
タッパーは、主にごはんの冷凍に役立ちます。

炊きたてごはんは、ラップに包むよりもタッパーに入れて冷凍保存した方が、ごはん粒の食感が残ります。ラップで内蓋をして空気の隙間を作らないのがポイントです。

冷凍保存のための道具は、わざわざ買い揃えなくてもオッケー。まずは、いま家にあるもので試してみてくださいね!

次回は、初めてでもできるおすすめの冷凍保存食材をご紹介します。

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