幼児におすすめ!食材別の調理のポイント 〜 おしえてhomeal🥕


homealの専門家に幼児食や子育てに関するお悩みや質問を聞いてみよう

 

homealの品質やメニュー開発は、管理栄養士、保育士、品質管理士といった幼児食や育児に関するプロフェッショナルな人たちにより支えられています。

この「おしえて🥕homeal」では、みなさんからいただいた幼児食や育児についての質問やお悩みに、専門家の目線からお答えしています。

子育ては、ほんとうに正解がなく、同じ年齢でも子どもによってさまざま。小さなお子さんを育てるパパやママのちょっとした安心の場になればうれしいです。

今回は「食材別の調理のポイント」についてのご相談です。

 

homeal管理栄養士、北島です。

お子さんがなかなか食べてくれず、とても不安だったと思います。同じように、お子さんが食べてくれないと悩むママ・パパが多いのも現状です。

幼児には初めて口にする食べ物、食べ慣れていない食べ物がたくさんあります。その食べ物が嫌いなのでなく、食べ慣れていないためにすぐには受け入れられないでいる状態なのです。

苦手な食材でも調理法を工夫することで少しずつ食べ慣れることもあります。肉、魚、卵、野菜の調理のポイントを説明しますね。



肉は部位によって味や固さが違います。食べやすい部位から料理に使っていきましょう。

ひき肉

幼児が食べやすく、料理にも使いやすいです。ひき肉にパン粉などのつなぎを多めに加えて作ったひき肉生地が食べやすいとされています。

ハンバーグや肉団子を作って煮込み料理にしたり、揚げたり、うずらの卵のスコッチエッグやメンチカツもおすすめです。幼児は揚げものを好む傾向があり、パン粉をつけたものはよく食べてくれますよ。

ひき肉を炒め物に使うときは、ひき肉に下味をつけて片栗粉をまぶしておくと、食べやすくなります

牛・豚の薄切り肉

奥歯が生えそろっていない幼児には、かたくて噛みにくい食材になります。炒め物にするときには、細切りや1cm角に切ってから酒・みりん・醤油などで下味をつけ、片栗粉をまぶすとやわらかく仕上がります 

レバー

鶏レバーはクセが少なく、火を通してもやわらかいので、幼児食に向いています。十分に水洗いをして血抜きをし、臭みをとることが大切です。

その後、酒、みりん、醤油を合わせたものや中濃ソースなどにつけて、ソテーや唐揚げにすると香味が加わって食べやすくなります。

鶏肉

鶏肉は牛肉や豚肉に比べてやわらかく、繊維を断つように薄く切ると、大きめの切り身でも食べやすいでしょう。

1〜2歳はささみが食べやすいです。パサつきがちなささみですが、フライにすると適度に油を吸って食べやすくなります。

 

魚類にはうま味があり、肉類に比べて身がやわらかくほぐれやすいので幼児には食べやすい食材です。奥歯が生えそろうまでは、身がやわらかい魚を選ぶと良いでしょう。

川魚や白身魚のような、生臭さの少ない魚をうす味で仕上げるのもおすすめです。身が固い魚は細かくほぐし、生臭さの強い魚は濃い目の味に仕上げるなどの工夫をすると、食べられる魚の種類は多くなります

バターについて、有塩バター10gで塩分は0.1gほどです。それほど気になる塩分ではありませんが、気になるようでしたら無塩バターを取り入れるのもいいのではないかと思います。

 

 

たまご

たまご料理のうち、「たまご焼き」「オムレツ」「スクランブルエッグ」などはやわらかいので、幼児にも食べやすいです。ただ、幼児は抵抗力が弱いので食中毒予防のためにも、たまごは完全に火を通すようにしましょう。

たまご焼きやオムレツは、だしや牛乳を加えると中まで火を通してもやわらかく仕上がり、幼児にも食べやすくなります

たまごの中に入れる具は、でき上がりの固さがたまごと同じになるように、あらかじめ茹でるなどして火を通してから加えると良いでしょう。

また、たまごや牛乳はおやつにも使えるので、いろいろな味を経験できるといいですね

 

野菜

野菜は、幼児が受け入れやすいものと、受け入れにくく食べたがらないものがあります。なぜ食べたがらないかというと、それらの野菜は幼児が好きになれない、おいしいと思えない風味を持っているからです。

幼児にとって食べにくいと思われる野菜は、野菜そのものの味を和らげ、食べやすくなるように工夫をします。

①  よく茹でてアクなどを取り除いてから調理する
②  細かく刻んで野菜とわからないように、隠し味のように使う
③  だしをきかせる
④  うま味のある食品(肉、ツナ、ハム、ベーコン、しらす干し、油揚げ、鰹節など)と組み合わせる
⑤  ゴマや醤油などの香ばしい香りをきかせる 

グリーンアスパラガス、さやえんどう、さやいんげんは、幼児には好まれにくい味です。青臭い独特の風味が幼児には受け入れにくいようなので、少量の野菜を、濃い目に下味をつけたひき肉と炒めると食べやすくなります

青菜類は独特なクセがあり幼児には好まれにくい野菜ですが、だしやでしらす干しなど、うま味のある食品とともにやわらかく煮ると食べやすくなります

煮物は幼児にとって食べやすい料理です。薄味を心がけ、汁気は多めにしましょう。 

3歳頃までの幼児は、食品や料理の味、口当たりなど初めての経験が多いので、その経験を積み重ねることが大切な時期です。

初めてのものや食べ慣れないものは、一口でも食べて味を経験すれば良いと考えましょう。

また、この頃の幼児はその日の体調やそのときの気分によって食欲が出なかったり、食べられない料理や食品を嫌がることがあったりして、あまり食べないこともあります。

食べムラには個人差がありますので、パパ・ママも頑張り過ぎず、お子さんを見守りながら、できそうなことからゆっくりと進めていくのがベターです。

毎日の子育て、疑問に感じること、こんな方法でいいのかな?と悩むことってありますよね。そんなときはぜひお気軽にhomealへご相談ください。

 

LINE無料相談はこちら

アプリ限定情報や最新キャンペーン情報を
いち早く通知でお届けします!📲

アプリDLはこちらから