今回のテーマは、最近人気の「オートミール」です。
こんにちは!「冷凍生活アドバイザー」「野菜ソムリエプロ」のみつはしさなこです。
オートミールには栄養面のメリットや忙しいパパ・ママにうれしいメリットがある一方で、子どもに出すときには少し気をつけたい点もあるんです。今回はオートミールの良い点と気をつけたい点のお話しと、簡単に作れるオートミールレシピをご紹介します。
オートミールの良いところ
オートミールの良い点は大きく3つ、「栄養価が高い」「手軽に作れる」「料理の幅が意外と広い」があります。それぞれ説明しますね。
特徴的な2つの栄養成分
エネルギー源として主食に位置づけられるオートミールは、同じ主食の仲間であるご飯やパンと比べて、以下の2つの栄養成分が多く含まれているんですね。
とくに鉄分は大人も子どもも不足しがちなので、主食を通じて取り入れられるのはうれしいポイントです。
短時間で手軽に作れる
オートミールは鍋で数分コトコト煮ればお粥ができあがるので、お米で作るお粥よりも短時間で作れます。さらに、火を使わずレンジでも調理できるので、火を使わずにほったらかしで作れるのが助かりますね!
料理の幅が広い
オートミールは煮るだけでなく、オーブンやフライパンで焼く調理法もできます。
サクサクしたクッキー生地や、もちもちした食感のパンケーキやお好み焼きの生地など、お子さんの好きな料理にあわせて活用できるので、料理の幅が広いです。
子どもが食べるときの注意点
オートミールを子どもに食べさせるときに気をつけたい点を2つご紹介します。
食べすぎに注意
オートミールを食べすぎると食物繊維の摂りすぎとなり、胃腸に負担をかける可能性があります。
とくに乳幼児は大人と比べて消化機能が未発達なため、十分に消化されずおなかを壊してしまうことも。便秘対策のつもりが、かえって逆効果になってしまうこともあるので、おいしくても食べすぎには気をつけてくださいね。
栄養価に期待しすぎない
ご飯やパンより栄養価が高いからといって、オートミールばかりにするのはおすすめしません。というのも、オートミールに含まれる植物性鉄分(非ヘム鉄)は、吸収率があまり高くないからです。
また、豊富な食物繊維と一緒に便として排出される可能性もあります。そのため、「いつものごはんよりも少し多めに鉄分が摂れる」くらいに考えながら、ほかの食材もバランスよく摂るようにしましょう。
幼児期の子どもにおすすめなオートミールの量とポイント
① 多くても、1食あたり30g程度までにする
② おなかが満足しないときは、果物などをプラス
③ クイックタイプか、インスタントタイプを使う
目安を超えると食物繊維の摂りすぎがやや心配なため、幼児期には1食あたり30g(調理前)を目安に様子をみましょう。30gのオートミールを一般的な調理法でお粥にすると、だいたい大人のお茶碗1杯分の量になります。
目安量を食べた後にまだ食欲があるなら、小さなパンや果物で糖質をプラスしてもいいですね。
また、オートミールにはもちもちした粒感のあるロールドタイプと、薄く食べやすいクイックタイプ、インスタントタイプの3種類があります。クイックタイプとインスタントタイプは小さなお子さんでも食べやすいうえ、調理時間が短いのでおすすめです。
朝食に作れる簡単オートミール粥
簡単なオートミールのレシピをご紹介します。砂糖とバナナのやさしい甘さと、アーモンドの歯応えが食べていて楽しい一品なので、ぜひ作ってみてくださいね!
材料(作りやすい分量)
・オートミール・・・30g
・牛乳・・・150ml
・砂糖・・・大さじ1/2
・バナナ・・・1/2本
・アーモンド・・・軽くひとつかみ程度
*オートミールは、子どもでも食べやすいクイックタイプを使用しています。
*レシピ通りに作ると、お粥のような粒感を残した仕上がりになります。
*さらさらしたスープ状が好きな方は、牛乳を200mlまで増やしてみてくださいね。
作り方
① 耐熱容器にオートミールと砂糖を入れ、牛乳をかけてふんわりとラップする。
② ①を500Wのレンジで2分加熱する。
③ バナナを一口サイズに切り、アーモンドを軽く砕いておく。
④ ②の加熱が終わったら、バナナとアーモンドを加えてまぜる。
このレシピは、わが家では寝る前に子どもたちから「明日の朝食べたい!」と声があがるほど、お気に入りのレシピです。翌朝、「ごちそうさま!」とボウルがからっぽになっているのを見ると、作ってよかったなとわたしもうれしくなる一品です。
オートミールは手軽に栄養が摂れるので、忙しいパパ・ママの食事づくりにおすすめです。
お子さんの食べる量や栄養バランスを意識しながら、上手に取り入れてくださいね!