homealの専門家に幼児食や子育てに関するお悩みや質問を聞いてみよう
homealの品質やメニュー開発は、管理栄養士、保育士、品質管理士といった幼児食や育児に関するプロフェッショナルな人たちにより支えられています。
この「おしえて🥕homeal」では、みなさんからいただいた幼児食や育児についての質問やお悩みに、専門家の目線からお答えしています。
子育ては、ほんとうに正解がなく、同じ年齢でも子どもによってさまざま。小さなお子さんを育てるパパやママのちょっとした安心の場になればうれしいです。
今回は「偏食で食べられるものが少ない」についてのご相談です。
homeal管理栄養士、沢田です。
娘さんの偏食でお困りということで、食べられるものが少ないことは心配ですよね。
2歳を過ぎると、好き嫌いや偏食が「自我の表れ」として見られますが、まずはお子さんが健康で元気に過ごせているかを、ひとつの目安にしてみましょう。
母子手帳などにある、発育曲線から大きく外れていないようであれば、現在の食事や運動の量がお子さんに合っていると判断できます。
homealの診断結果を見ると、全体的にスコアが低く出ているものの、お子さんの好き嫌いをこれだけ細かく把握できていることは、本当にすばらしいことです。しっかり向き合えているということに、まずは自信を持ってくださいね。
まず幼児期は、どうしても甘みやうま味が強い食材や、食べ慣れたものばかり好んで食べる傾向にあります。
「清涼飲料水・甘い飲み物・お菓子・菓子パン」を毎日2回以上摂るということで、かわいいおねだりもあると思いますが(笑)、少しずつ減らせるように、お子さんとお約束してみてはいかがでしょうか。
個人差もありますが、2歳台になると乳歯が生えそろい、3歳くらいから咀嚼力もだんだん発達して、大人と同じ料理が食べられるようになってきます。
加工食品や味が濃いものは、消化器官に負担がかかり、生活習慣病のリスクにもつながるので、幼児期は与える量やタイミングも意識できるといいですね。
甘みやうま味が強く、好きなものばかり与えてしまうと、舌が慣れてきてしまいます。そうすると、ほかの食材をますます食べなくなり、将来的に偏食や栄養の偏りが出てきてしまいます。
私も、苦手な食材や食べられないものがあるときは、好きな食材や食べられるものと組み合わせて出すなどの工夫をしています。
嫌いな食材や食べられなかったものを口にできたときは、たくさんほめて、お子さんの自信に繋がるようサポートするとお子さんのやる気も上がりますよ。
2歳ぐらいになると、苦いとか食感が嫌とか、一度不快に感じた食材を敏感に感じとります。そして、次からは食べなくなってしまうこともあるようです。
お子さんが好きな果物を使ったスムージーやスープなどはいかがですか。
バナナなどで甘みをつけて、ほうれん草や小松菜、にんじん、玉ねぎ、かぼちゃ、さつまいも、とうもろこしなど、いろいろな野菜を柔らかく煮て、少し冷ましてからミキサーにかければできあがりです。
塩味やコンソメ味、牛乳を入れたクリームスープなどにアレンジするのもおすすめです。
しっかりと自我も芽生えてくる年齢なので、「すごいね!」「この野菜が入ってるんだよ。おいしいね」などと話しかけてあげるといいかもしれませんね。
私の経験談ですが、わが家の7歳の長男は、1歳半頃からほとんどの野菜を食べなくなりました。
少しずつ食べられる野菜も増えましたが、いまだに拒否反応はすごいです。緑の野菜は、ブロッコリーしか食べません。塩ゆですると、ほんのり甘みを感じられるからだと思います。
ピーマンや小松菜、ほうれん草などはツナマヨ和えにしたり、ハムや卵と炒めてみたり、ごまドレッシングで和えたりといろいろ試しましたが、ダメでした。
そこで、野菜を小さく刻んでカレーに入れています。たまに疑われてヒヤッとすることもありますが(笑)、おいしく食べてくれています。ほかにもお好み焼きやホットケーキなどに、野菜のペーストやツナ缶、ひき肉などを少し混ぜてみるのもおすすめです。
もちろん、野菜のペーストは市販のものでも大丈夫です。
また、食事以外のお手伝いや食育の絵本なども、食への興味を広げる貴重な機会です。
時間があるときに、野菜の皮を一緒に剥いたり、卵を割ったり、お肉やお魚などを選んで買ってもらうといいかもしれません。それらの経験を通じて、お子さん自身の「食べてみたい!」という気持ちに繋がるようにしていくことも効果的です。
食事以外の面からも働きかけることも、少しづつ食べられるものが増え、苦手意識の克服にもつながります。
ご家庭での調理が難しいときは、添加物や塩分に配慮してつくられたhomealのメニューも活用してみてくださいね。今後も続いていくお子さんの食習慣の基礎を一緒に作っていきましょう!
毎日の子育て、疑問に感じること、こんな方法でいいのかな?と悩むことってありますよね。そんなときはぜひお気軽にhomealへご相談ください。