今回のテーマは「偏食に対する子どもへの声かけtips」です
こんにちは!「冷凍生活アドバイザー」「野菜ソムリエプロ」のみつはしさなこです。
「うちの子は○○が苦手」「いつも●●を食べてくれない」
せっかく料理を作っても、お子さんがまったく食べてくれないと辛いですよね。
このような悩み、きっとどのご家庭にもあるのではないでしょうか?
私もつい「食べなさい〜!」と言いたくなってしまいますが(笑)、ちょっとした工夫はやはり必要です。
今回は子どもに苦手なものを勧めるときのポイントや年齢別の声かけ方法を紹介しますので、できそうなものからぜひ試してみてくださいね。
きらいな食事を出すときのポイント
子どもがきらいな食べものを出すときは、「食べるハードル」をできるだけ低くすることから始めます。
その食材でおなかを満たすよりも、まずは「一口でも食べられればOK」と考えてあげましょう。
Point
★少量に留めておく
★一度食卓に出して食べなくても、定期的に出し続ける
★一口食べたら、おおいに褒めてあげる
一口食べるごとに褒めていくことで、「自分は食べられる!」という成功イメージにつながっていきます。
食べた後に「どうだった?」と聞いてあげると、「おいしかった!」という感想が返ってくることもあります。「食べてみたらおいしかった」という認識が定着すると、次も挑戦しやすくなりますよ。
また、食べなくても定期的に少しずつ食卓に出して、「これは食べていいものなんだ」と理解してもらうことも大切です。
年齢別「声かけ」のコツ① 乳幼児(離乳食完了期〜2歳)
離乳期が完了して幼児食が始まる頃は、同時にイヤイヤ期が始まる子も多く、食べさせるのも苦労しますよね。
私は子ども3人の乳幼児期を通して、こんなことを工夫していました。
Point
★家族やまわりにいる人と一緒に食べる経験を増やす
★ぬいぐるみを使ったり、人形遊びを取り入れたりして気分を盛り上げる
特に私が大事だなと思ったのは「まわりにいる人と一緒に食べること」です。
「だれかと一緒に食べる時間を持つ」ことで、子どもたちはまわりを見ながら「食べ方」を学んでいきます。
実は私は1人目の育児では、とにかく子どもに食べさせるのに必死で、自分の食事は後回し状態でした。
下の子が生まれたことで、私も子どもたちと一緒に食事をするようになりましたが、振り返ると、長男よりも下の子たちの方が「好き嫌い」についてあまり大きく悩まなかったように思います。
平日の夜は忙しくて、大人はなかなかゆっくり食事ができないかもしれません。そういった方も、たとえば休日だけでも少し席について、お子さんに食べる姿を見せてあげてみてください。
年齢別「声かけ」のコツ② 幼児期(3歳〜)
保育園や幼稚園などで、お友だちとの集団生活の時間も増えていくこの時期。
人に自分の気持ちを言葉で伝えられるようになったら、大人の「声かけ」を工夫してみましょう。
Point
★「野菜を食べるとカラダが元気になるから、保育園に行ってたくさん○○で遊べるよ!」
★「お魚は筋肉になるんだよ。たくさん食べると▲▲みたいに力持ちになれるよ」
保育園や幼稚園で好きな遊びや楽しみなイベントをイメージすると、子どもたちもワクワク感をもち、食べることに前向きになりやすいです。
また、上の学年のお兄さんやお姉さんに憧れがある子どもには、目指したい存在として具体的な名前を出してあげると、子どもたちもイメージしやすいです。ほかにも好きなキャラクターや憧れのヒーローなどもいいですね!
食材別の「栄養のはたらき」の伝え方
栄養のはたらきは、大きく3つのグループに分けることができます。
① 体をつくるもと・・・たんぱく質
② 体を動かすエネルギーのもと・・・炭水化物、脂質
③ 体の調子を整えるもと・・・ビタミン、ミネラル
一般的に、①は「赤色」の栄養素、②は「黄色」の栄養素、③は「緑色」の栄養素として区分されます。
どれか一部に偏らず、適度なバランスがとれるよう声をかけるようにしましょう。
食材別の栄養のはたらきや子どもへの伝え方をまとめました。自分のお子さんに合わせて取り入れてみてくださいね。
Point
【赤】肉・魚・卵・豆類など
「今よりも大きくて強いカラダになるよ」
【黄】ごはん・パン・麺類・油など
「カラダのエネルギーになるから、元気にあそべるよ」
【緑】野菜・きのこ・海藻類など
「咳や鼻水が治るよ」「風邪を引かないよ」
※参考『東京都幼児向け食事バランスガイド指導マニュアル』(東京都福祉保健局)
私たち大人も、「そんなに好きじゃないけど食べられる」「本当に苦手で食べられない」という食べものはありますよね。
子どもも、経験を重ねることで食べられるようになるものもあれば、どうしても食べられないものもあるでしょう。
そうしたときに特定の食べものを無理に食べさせるのではなく、同じグループ内の食材で補いながら、「どうすれば全体の栄養バランスを整えられるか」と考えてあげることも大切です。
長い目でお子さんの様子を見ながら、コツコツ出せば食べられそうな食材、やっぱり苦手な食材などを見つけてあげてくださいね。
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