今回のテーマは「おやつ時間と食育」についてです。
こんにちは!「管理栄養士」「乳幼児食指導士」「こども成育インストラクター」の藤原朋未です。
おやすみの日の家族時間「なにをしよう?」と悩むことはありませんか。
わが家も公園、お買いものなど、いつも同じような過ごし方でマンネリ化しているなと感じています。夏休みや連休などはさらに悩ましいですよね。
そんなときに試してみてほしいのが、おやつクッキング!
おなかもココロも満たされて、ついでに食育もできちゃいます。むずかしい作業は必要ないので大丈夫。ぜひ、お子さまと一緒に楽しんでくださいね。
食育とは?
食育にもなるクッキング……と言いましたが、そもそも食育とはなんでしょうか?
食育基本法では「子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何より も「食」が重要である」としています。
さらにはこう続きます
「今、改めて、食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる」……
おっと、なんだかむずかしい話になってしまいそうです。
・食に関するさまざまな体験を経験すること
・食事や食べものを通して、親子で触れあって会話をすること
幼児期の食育は、食の場面を「親子で一緒に楽しむ」これだけで十分です。
どうして「おやつ」の時間が食育にいいの?
子どもと一緒にクッキングをしよう!と思っても、時間に追われがちな朝食や夕食のタイミングでは、なかなかむずかしいのが現状ですよね。
一方で比較的時間も気持ちにも余裕の持てるおやつタイムであれば、大人も子どももおやつを作ることだけに集中できますし、より楽しめるはず。
例えば「座って食べてほしい」「スプーンを使ってほしい」などの、ちょっと気になる食事マナーに関しても、このおやつの時間で声がけをしてみるのが効果的です。
私たち大人がイライラしないポイント
作業がうまく進まないと、子どもと楽しみたい気持ちとは裏腹に、イライラしちゃうこともありますよね。おやつクッキングをするときには、2つのポイントをおさえておきましょう!
① キレイに作る、正しく作るは求めないこと。
② 親子で担当作業を明確にし、子どもに役割を与えること。
レシピの作り方には(親)・(子)で役割を分担していますので、ぜひ参考にしてみてください。「失敗しても、いいよね」というゆるーい気持ちで、楽しく作ることが大切です。
ぷるるんスイカのドームゼリー
ひっくり返せば歓声があがること間違いなし!
★3~5歳におすすめ!
準備する調理器具
・包丁・まな板
・スケール(はかり)
・ボウル大・小 (小は容量400~500mlサイズ目安)
・フォーク
材料(4~6人分)
・スイカ・・・正味300g(1/8個の半分が目安量)
・砂糖・・・20~30g(大さじ3。お好みで調整)
・粉ゼラチン・・・5g(小さじ2)
・熱湯・・・50ml(1/4カップ)
作り方
① スイカは皮と種を除き、一口大に切り大ボウルに入れる。(親)
300になったら教えてね!
② ①に砂糖を加えてスイカを軽く潰しながら混ぜ合わせて、残っている種を見つけたら取り除く(子)
③ 粉ゼラチンを熱湯でよく溶かし、②に加える。(親)
④ よく混ぜ合わせる。(子)
⑤ 小ボウルに移し替える(親)
※小さめに移し替えたほうが、完成の際に高さのあるきれいなドーム型になります。
⑥ 冷蔵庫で1~2時間ほど冷やし固める。
⑦ ヘラなどを使って、端を一周はがし、皿を上にのせてひっくり返す。(親)
こんな時、どうする?
こどもがあまり乗り気ではない
「今日はクッキングしよう!」と前もってお話をしておきましょう。何を作るかを一緒に考えるのもよいですね。完成したら「大好きな○○に見せてあげよう」「プレゼントしよう」などという声がけも◎
相手はぬいぐるみなどでもいいでしょう。そして、何より大人が楽しんでください。その姿がお子さんのやる気につながります。
大人の作業をやりたがる
「自分でやりたい!」が止まらないお子さんも多いのではないでしょうか。包丁や熱湯を使うなど、子どもに手を出してほしくない場面では【次の作業をお願いしておく】のがおすすめ。
「次はこれをやってね」「この準備をお願いね!」そうやって自分の役割を与えられれば、子ども満足してくれます。
さて、混ぜるだけでは物足りない!というお子さまのために、ワンランクアップのレシピもご紹介しますね。お好みのフルーツで型抜きをしてお楽しみください。
ワンランクアップ!
カルピスヨーグルトのフルーツドームゼリー
仕上がりをイメージして作ってみよう!
材料(4~6人分)
・フルーツ・・・オレンジ、スイカ、ブルーベリーなどお好みで
・ヨーグルト(無糖)・・・180g
・カルピス(原液)・・・50ml(1/4カップ)
・熱湯・・・50ml(1/4カップ)
・ゼラチン・・・5g(小さじ2)
① フルーツを切り、小ボウルに張り付ける。(親子)型抜きなどで好きな形にしても◎
② 大ボウルにヨーグルトとカルピスを入れて混ぜる。(子)
③ 粉ゼラチンを熱湯でよく溶かし、②に加える。(親)
④ よく混ぜ合わせる。(子)
⑤ ④を①にゆっくりと注ぎ入れる(親)
⑥冷蔵庫で1~2時間ほど冷やし固める。
⑦ヘラなどを使って、端を一周剥がし、皿を上にのせてひっくり返す。(親)
パパやママと一緒につくったおやつは、きっと特別な味に感じるでしょう。親子の思い出作りに、ぜひ親子でクッキングをしてみてくださいね。
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