今回のテーマは「保育園で人気の幼児おやつレシピ」です。
こんにちは!「管理栄養士」「ジュニア野菜ソムリエ」の稲尾貴子です。
子どもが小さいうちは、胃もまだ小さく、一度の食事で食べられる量が限られていますよね。
すぐにお腹がすきますし、朝・昼・晩の3食だけでは栄養も不足しやすいので、3歳ごろまでは食事を補う意味での「おやつ」が必要です。
「おやつ」というと、市販のお菓子を想像する方もいるかもしれませんが、そうしたお菓子は、栄養があまり含まれていないこともあります。
脂質や糖質ばかりでカロリーは高い、という意味で「エンプティカロリー」と表現されることも。せっかくおやつを食べるなら、栄養のあるお菓子で空腹を満たしてあげたい。
今回は、栄養も満足感も得られる、甘くておいしい保育園での人気おやつを2つご紹介します。
とっても簡単に作れるお菓子なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
幼児のおやつ① マカロニきな粉
子どもたちの大好きなきな粉を、茹でたマカロニにまぶすと、手軽なおやつに早変わり!「茹でてまぜるだけ」という簡単なレシピです。
あたたかいうちに食べると、ホッとできるおいしさ。冷めて食べると、きな粉の甘さが際立ちます。
保育園のおやつ時間には、お皿に残ったきな粉まで、きれいに食べる子どもたちがたくさんいました!
材料(10人分)
・マカロニ・・・1/2袋
・きな粉・・・大さじ3
・砂糖・・・大さじ1
・塩・・・少々
作り方
① マカロニを表示時間どおりに茹で、ザルでしっかり水気を切る。
② ボウルにうつし、きな粉、砂糖、塩を入れて混ぜ合わせ、完成。
茹でたての、あたたかいマカロニにきな粉を混ぜるのがポイントです。蒸気が出ているうちに混ぜることで、きな粉がしっとりし、マカロニにしっかり絡むので食べやすくなります。
マカロニは「ひだ」がたくさんあるタイプが、きな粉が絡みやすいのでおすすめです。
マカロニが食べられない小麦アレルギーのお子さんは、小さなおにぎりにきな粉をまぶすといいですよ。
きな粉は大豆の粉なので、そこからたんぱく質や食物繊維が摂れるがうれしいですね。
また、砂糖は粉末タイプの黒糖を使用すると味わい深くコクが出るので、量を控えたい方におすすめです。ただし、黒糖を使用する場合は、はちみつなどと同様にボツリヌス菌混入の可能性があるため、1歳未満のお子さんには与えないようにしましょう。
幼児のおやつ② にんじんのカップケーキ
緑黄色野菜の中でも、栄養豊富なのがにんじんです。料理に入っていると食べられなくても、おやつにしてしまえば不思議と食べられるお子さんも多いです。
にんじんに多く含まれるビタミンAは、油と相性が良く、一緒に摂ると吸収率を高めてくれます。そこでおすすめしたいのが、バター入りのカップケーキです。
保育園でも人気のカップケーキ。にんじんキライさんでもペロッと完食できてしまうので、ぜひ一度作ってみてください。
材料(10人分)
・にんじん・・・1/2本
・ホットケーキミックス・・・1袋(150g)
・卵・・・1個
・牛乳・・・1カップ
・バター・・・個包装タイプ1個(約8g)
作り方
① にんじんは皮をむき、2~3cm角ぐらいの大きさに切り、フードプロセッサーで細かくする。
② 卵、砂糖、塩、バターを加え、混ぜ合わせる。
③ 牛乳を入れて混ぜる。その上にホットケーキミックスを入れ、さらに混ぜ合わせる。
④ 180℃に予熱したオーブンで、カップに入れて約30分焼き、表面に焼き色がついたら完成。
*少し手間ですが、膨らみやすいよう小さいカップケーキ型に少量ずつ入れて焼いてください。
フードプロセッサーで混ぜるだけなので、「材料を準備してから、オーブンに入れるまでに5分以内」という、とっても簡単なおやつです。焼き上がりまでは約30分あるので、仕上がり時間にだけ注意してくださいね。
最近は、「野菜ペースト」や「野菜パウダー」などもたくさん売られています。無農薬や無添加のもの、お試しパックや大容量パックなどさまざまな種類があって便利です。
ペーストやパウダーを使用する場合は、ホットケーキミックスと一緒に生地に入れるといいですよ。
多めに作って「冷凍保存」
今回のレシピは、どちらも冷凍保存ができます。食べるときは、自然解凍やレンジで加熱すればOK。
多めに作って小分けに冷凍しておくと、子どもの「おなかすいた〜!」にすぐ対応できるので便利です。上手に活用して、手作りのおやつをぜひ楽しんでくださいね。
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