アレルギー食でもおいしい!みんなで同じものを食べられるメニュー ~乳製品編 ~ homealの専門家にきく🥕


今回のテーマは「アレルギーのためのレシピ・乳製品編」です。

こんにちは!「管理栄養士」「現役の保育園栄養士」の椛嶋貴子です。

食のアレルギーがあっても、みんなと同じものを食べたい気持ちは一緒。
そんな気持ちに寄り添い、アレルギー食でもおいしく、家族みんなで食べられるメニューを数回にわたってご紹介します。

今回は「乳製品を使わないレシピ」です

乳製品は食事からデザート、お菓子にいたるまで多く使われていますよね。

この乳製品がアレルギーとなると、なにを食べたらいいの?と悩んでしまいそうですが……安心してください!豆乳を代わりに使うことで、乳製品を使ったのと同じようなおいしい料理が作れます。

今回はシチューやピザ、デザートのレシピを紹介します。ぜひ、試してみてくださいね。

 

鮭とほうれん草の豆乳シチュー

牛乳でつくるシチューよりもさっぱりしているので、季節を問わず食べることができます
鮭とほうれん草を使うことで、色鮮やかなひと品になりますよ。

材料 幼児3食分/大人1.5食分

・玉ねぎ・・・1/4個
・にんじん・・・1/4本
・じゃがいも・・・小1個
・ほうれん草・・・25g
・鮭・・・80g
・油・・・小さじ1/2
・水・・・50㏄
・豆乳・・・250㏄
・米粉・・・小さじ1
・みそ・・・大さじ1/2
・塩・・・少々

作り方

① 玉ねぎは2cm長のスライス、にんじんはいちょう切り、じゃがいもは1.5cmの角切りにする。
② ほうれん草は下ゆでして、1cm長に切る。
③ 鮭はグリルで焼き、冷めてから荒くほぐして骨と皮を取り除く。
④ 鍋に油を熱し、玉ねぎにんじんを炒める。
⑤ ある程度火が通ったらじゃがいもと水を加え、にんじんじゃがいもがやわらかくなるまで煮る。
⑥ ③を加える。
⑦ 豆乳に米粉を加えて混ぜ合わせたものを⑤に加えて沸騰直前まで温める。
⑧ ②を加える。
⑨ 火を止めて、みそと塩を加えて味をととのえる。

みそを加えることで、コクが増します。洋風になり過ぎないので、ごはんとの相性も抜群ですよ。

 

豆乳チーズで手作りピザ

チーズの代わりに、豆乳で簡単チーズを作ります
パン粉を散らすことでこんがりした焼き色とザクっとした食感も再現できますよ。

材料 20cmのピザ1枚分

<豆乳チーズ>
・豆乳・・・250g
・レモン汁・・・大さじ1
・きび砂糖・・・3g
・塩・・・1.5g

<ピザ>
・ピザクラスト・・・1枚
・トマトケチャップ・・・大さじ2
・まいたけ・・・15g
・ズッキーニ・・・20g
・アスパラ・・・1本
・ベーコン・・・40g
※具材は、お好きな食材やあるものでOK!
・豆乳チーズ・・・上記分量での出来上がり量
・パン粉・・・大さじ1
・油・・・少々

豆乳チーズの作り方

① 鍋に豆乳を入れて沸騰直前まで温める。
② 火を止めてレモン汁を加える。
③ やさしく混ぜて、ぼろぼろとした塊ができ始めたらそのまま5分置いておく。
④ ざるにキッチンペーパーをのせ、そこに③を流し込む。
⑤ ざるの下に小さめのボウルを設置して、水分がある程度落ちるまで静置する。

⑥ ある程度水分が落ちたら、キッチンペーパーの端をつまんでねじる。
⑦ 上に重しになるもの(お皿などある程度重みがあるもの)をのせ、ラップをして冷蔵庫で一晩ゆっくり水を切る。
⑧ 水分がしっかり抜けたら、ボウルにあけ移し、きび砂糖と塩で調味する。

ピザの作り方

① ピザクラストにケチャップを塗る。
② 具材をのせる。
③ 豆乳チーズをのせる。
④ パン粉に油を混ぜ、3の上から散らす。
⑤ 250℃に温めておいたオーブンで10分焼く。

豆乳チーズは、そのままだとクリームチーズのような味わいですが、加熱すると少し豆腐のような食感になります。ピザ以外にも、デザートやケーキのトッピングに使える豆乳チーズです。

保存がきかないので作り置きには向きませんが、さまざまなシーンで活躍してくれますよ。

 

ゼラチン不要!豆乳バナナプリン ココア味

子育ての強い味方、みんなが大好きなバナナを使ってカンタンに作れるプリンです。お砂糖不使用で、とっても甘いプリンを作ることができます!

材料

・バナナ(皮が黒くなり、完熟しているもの)・・・2本
・豆乳・・・150g
・ココア・・・5g

作り方

① 材料をすべてミキサーにかける。
② ①を沸騰直前まで温める。
③ 器に入れる。
④ 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。

バナナに含まれるペクチンという成分が、豆乳のたんぱく質と反応して固まるプリンです

完熟したバナナで、十分なくらい甘い味に仕上がります。ココアのほかに抹茶でもおいしくできますよ。もう少し甘みがほしいなというときには、はちみつやメープルシロップをたらすのがおすすめです。

豆乳を使ったレシピ、いかがでしたか?

豆乳は沸騰させると表面に膜(まく)が張ってしまうので、「沸騰させないこと」が大事なポイントです。また沸騰によって、ほかの材料のミネラルと反応して分離しやすくなってしまうので、気をつけましょう。

また、お子さんにアレルギーがなくても、豆乳を使ったレシピはヘルシーでおすすめです。ぜひ、一度試してみてくださいね♪

 

LINE無料相談はこちら

アプリ限定情報や最新キャンペーン情報を
いち早く通知でお届けします!📲

アプリDLはこちらから