こんにちは!「harenohi_factory」パーティスタイリストの浦岡裕子です。このコラムでは、幼児期でも親子で一緒に楽しめるイベントや、小さいお子さんとできる工作をご紹介しています。
今回のテーマは節分です。
旧暦(太陰太陽暦)では、立春に最も近い新月の日を新年の始まりとしていました。このことから2月の節分は、立春の前の日に行われます。立春が元日で、節分はいわば大晦日だったわけですね。
「節分」という言葉には、「季節を分ける」という意味があります。季節の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられていたため、邪気を祓い1年間の無病息災を祈るさまざまな行事が行われてきました。
恵方巻を食べる、柊いわしを飾るという風習のほかに、多くの方が思い浮かべるのは「鬼」と「豆まき」ではないでしょうか。
手作りの鬼のお面や豆袋を保育園などから持って帰ってくることもあれば、お店でも鬼のお面を見かけることもありますよね。外に向かって豆をまいたり、鬼に豆を投げたりと、なかなかのダイナミックな風習に子どもたちも大喜びする行事です。
しかし、部屋中に散らばった豆を片づけることの大変さや、乳幼児が豆を誤飲してしまうことへの不安など、豆まきをためらわれるおうちも多いのではないかと思います。
そこで今回は、節分を2倍楽しむ「鬼のツノ作り」をご紹介します。かわいらしいツノで記念撮影を楽しむことができ、さらにそのアイテムを使って豆まきのかわりに遊ぶこともできますよ。
クラッカーと毛糸で作る鬼のツノ
ちょこんと頭につけるかわいらしい鬼のツノを、なんとパーティークラッカーで作ります。
100円ショップなどにある、紙テープが飛び散らからないパーティクラッカーを使用すると片づけが楽ちんですよ。お子さんの年齢にあわせて、毛糸を巻く工程や模様を描く工程に参加してもらうのもいいですね。
材料 1個分
★パーティクラッカー1本
★お好みの毛糸 好きなだけ
★黄色い折り紙1枚
★カード1枚
*クレジットカードのような素材、サイズだと扱いやすいです。
★両面テープ、ハサミ、のり、お好みの色のペン
★頭につけるためのお好みのヘアアクセサリー・・・ヘアピン、スリーピン(パッチン留め)、黒いソフトゴム
*髪質や髪の長さによって選んでくださいね。
作り方
① カードに毛糸をぐるぐると巻きつける。
② お好みのボリュームになったら毛糸をカードからはずし、中央を別の毛糸できゅっと結ぶ。
③④ 毛糸の輪になった部分をハサミで切り、均一にほぐすと、鬼の髪の毛部分が完成。
⑤ クラッカーを折り紙の裏面に置いて、転がしながら鉛筆で型を取り、ハサミで切る。
⑥ お好みの色のペンを使い、⑤で切り抜いた折り紙に自由に模様を描く。
⑦⑧ 折り紙の裏にのりをつけて、クラッカーに貼る。
※このときクラッカーの紐部分には貼らないように注意してください
⑨ 毛糸で作った髪の毛の中央に両面テープを貼る。
⑩ ツノを貼って完成!
※ソフトゴムを使って頭につける場合は、左下の写真のようにゴムを毛糸に結びます。
※ヘアピンなどでとめる場合は、右下の写真のように直接毛糸をすくいとりながら、髪にとめます。
鬼のツノにはこんな楽しみ方も
頭につけて記念の写真撮影を楽しんだ後は、豆まきのかわりに遊んで楽しむこともできます。
毛糸につけたクラッカーは両面テープで軽く貼ってあるだけなので、カンタンにはずせます。毛糸からクラッカーをはずして、鬼退治遊びを楽しみましょう。
市販の鬼のお面を壁に貼り、それに向かってクラッカーを鳴らして鬼(邪気)を追い払えば、鬼役がいなくても、お子さんと一緒に鬼退治ができますね。力の弱いお子さんは、大人が一緒にクラッカーの紐を引っ張ってあげてもいいと思います。
大きな画用紙にツノを置いて、鬼の顔を描くお絵描きもおすすめです。
伝統的な昔ながらの豆まきも楽しいですが、それぞれの暮らしにあったやり方で季節の行事を楽しめるといいですね。一緒に遊んだ思い出は、きっと子どもたちの記憶に残ることでしょう。
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