今回のテーマは、「朝ごはんについて」です。
はじめまして!「野菜ソムリエプロ」「冷凍生活アドバイザー」「Jr食育マイスター」「ベジフルビューティーセルフアドバイザー」の長屋智子です。
朝は今日という日のはじまり。すっきりと目覚め、しっかり朝ごはんを食べてスタートしたらきっと良い日になるような予感がしますよね。
また、夜寝ている間も人間のカラダは活動をしています。心臓を動かし、呼吸をし、体温の維持をしているんですね。この生命を維持するために必要なエネルギーが基礎代謝です。そのためにも朝ごはんはしっかりと食べて、エネルギー補給をしたいものです。
幼児期のうちから、朝ごはんを食べる習慣をつくれたら理想だなとは思いますが、朝はバタバタしがち。
活動量が多い幼児期のお子さんにとって、エネルギー切れにならないよう、朝食に取り摂りたい栄養素は・・・
これらを摂ることができれば大丈夫!時間をかけずに簡単に栄養が摂れる、朝ごはんにおすすめのメニューを2つご紹介します。
冷凍野菜・果物のスムージー
旬の野菜や果物は栄養価が豊富、しかもお値段が安いのもうれしいですよね。
時間のあるときに生のままカットし、種類別に小分けしてチャック付きビニール袋に入れて冷凍しておきます。
幼児期の朝に摂りたい野菜・果物の量は・・・
果物を入れるスムージーにあう野菜に小松菜がありますが、小松菜はあくが少ないので、下処理なしでさっと洗うだけで冷凍保存ができます。βカロテンや鉄分・カルシウムが含まれているのでおすすめです。
ビタミン・ミネラル・食物繊維が摂れる食材としては、バナナ・いちご・りんごなどの果物やビーツ・長芋・小松菜・などの野菜がいいですね。牛乳、豆乳、アーモンドミルクなどをベースにすることで、たんぱく質やミネラルも補えます。
特にビーツはヨーロッパで「奇跡の野菜」と呼ばれていて、血流UPが期待できる野菜です。また、長芋はレジスタントスターチと呼ばれる食物繊維が多く含まれているので、腸内環境を整えてお通じをよくしてくれます。
冷凍たまごの目玉焼き
たまごはたんぱく質の王様!栄養豊富でアミノ酸バランスのとれた優れた食材です。このたまごを冷凍して食べるレシピをご紹介します!
記憶力や学習能力に関係しているといわれる「栄養素コリン」は熱に弱いので、冷凍たまごの目玉焼きは、実は理にかなった食べ方。
卵は冷凍することで、丸々とした弾力性のある黄身となります。うま味が凝縮されて、まるでカスタードクリームのようになめらかな食感が楽しめるんです。
作り方
① 生卵を水洗いしラップでふわっと包み、チャック付き袋に入れ一晩冷凍する。
② ゆで卵をむくように手で殻をむく。この時流水をかけるとむきやすくなります。
③ 目玉焼きをつくるように冷凍卵をフライパンで焼きます。
つけ合わせには、ミニトマトやブロッコリーの赤ちゃんスーパースプラウトもおすすめです!
ミニトマトは冷凍することにより細胞が壊れて、細胞内に閉じ込められたリコピンが吸収されやすくなります。ブロッコリースプラウトは、洗わずにそのまま食卓へ出せますし、炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、スルフォラファンと栄養バランスのよい優れた野菜です♪
そして、「あー寝過ごしてしまった……」というときには、バナナがあれば大丈夫♪バナナは強い味方です。
実は私は、たまに2度寝の寝坊をしてしまいます(笑)。もうあと5分だけ……と寝てしまい、その後時計を見てびっくり!なんてことも。
バナナは、朝ごはんに必要な炭水化物・たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維が含まれ、低カロリーで短時間で食べられます。
糖質の吸収がゆっくりなので腹持ちがよいのも助かりますね。
朝ごはんをしっかり食べて脳に栄養を与えないと、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が不足して、脳内は飢餓状態になります。すると午前中ボーっと過ごすことになるので、お子さんが幼稚園などでケガをしないか心配です。
朝のブドウ糖の量としては、子ども茶碗1杯(おにぎり1個)、パンで食パン6枚切り1枚、うどんで1/2玉くらいを目安にするとよいでしょう。
親子で朝ごはんをしっかり食べて、健康に一日を過ごせますように!