小柄な子にはタンパク質多めの食事がいいの? 〜 おしえてhomeal🥕


homealの品質やメニュー開発は、管理栄養士、保育士、品質管理士といった幼児食や育児に関するプロフェッショナルな人たちにより支えられています。

この「おしえて🥕homeal」では、みなさんからいただいた幼児食や育児についての質問やお悩みに、専門家の目線からお答えしています。

子育ては、ほんとうに正解がなく、同じ年齢でも子どもによってさまざま。小さなお子さんを育てるパパやママのちょっとした安心の場になればうれしいです。

今回は「小柄な子にはタンパク質多めの食事がいいの?」についてのご相談です。

 

2歳7ヶ月、小柄な体型が気になる。

 

成長曲線に沿っていれば食事の量は大丈夫

homeal管理栄養士、北島です。

嫌いなものが少なく、いろいろな食材を食べられるようですね。しかし、幼児は大人以上に体調や気分にムラがあり、食欲はこれらに左右されるので、食べる量も安定しません。また、もともとよく食べる子もいれば、あまり食べない子もいます。

成長曲線の色つきの帯からは外れていても、成長曲線のカーブに沿ってお子さんの身長や体重も増えているようであれば、それがその子なりの発育で、食事の量は足りていると考えて大丈夫かと思います。 

子どもの成長に必要な栄養とは

お子さんの成長には筋肉・骨・血液・皮膚などの主成分になるタンパク質はもちろん大切です。

さらに

カラダや脳のエネルギー源になる「糖質」
カラダの組織やホルモンの材料になる「脂質」
栄養素が体内で活用されるのを助け、代謝をスムーズにする「ビタミン」
体液の量や神経伝達を調整する「ミネラル」

これらすべての栄養素が必要になり、バランスよく摂ることが大切です。

自然と栄養が摂れる3つの組み合わせ

主食……ご飯・パン・麺
主菜……肉・魚・卵・大豆類・加工品
副菜……野菜・きのこ・海藻・いも

この3つを組み合わせるようにすると、自然と必要な栄養が摂れるようになります。

タンパク質→炭水化物→野菜の順で多く食べさせるのではなく、少量でもいいのでバランスよく食べることを心がけてみてください。

たとえば、骨の成長にはカルシウムを摂ることが大切ですが、骨をつくるためにカルシウムだけを摂ればいいのではなく、骨の材料となるタンパク質、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、骨の形成を促すビタミンKも必要です。

こんなにたくさんの食品を食べるのは大変……と思いがちですが、食事のバランスを意識するだけで、これらの栄養素を効率よく摂ることができます

カルシウムは牛乳・乳製品に、タンパク質は肉・魚・卵、ビタミンDは魚介類・きのこ類、ビタミンKは緑黄色野菜・納豆などに多く含まれます

カルシウムやタンパク質ばかりに目がいきがちですが、それ以上にさまざまな食品を組み合わせ、たくさんの種類の栄養素をカラダに取り込むことが成長のカギとなるのです。

必要な栄養は1週間のだいたいで考える

幼児は一度に食べられる量が少ないので、3回の食事だけでは必要な栄養を摂ることができず、4回目の食事としておやつが必要です。

個人差はありますが、おやつは1日のエネルギー摂取量の10〜20%を目安とし、1日1〜2回に分けて食べます。

食事なので甘いお菓子やスナック菓子ではなく、おにぎりやサンドイッチ、蒸しパン、蒸かし芋、バナナなどの果物、チーズ、ヨーグルトなどを組み合わせることで、必要な栄養を摂取することができます。

少食や食べムラがあると、きちんと栄養が摂れているか心配になりますが、1週間でだいたいの栄養バランスがとれていればOKと考えましょう。

パパ・ママも頑張りすぎず、お子さんの成長を見守りながら、できそうなことからゆっくりと進めていってくださいね。

毎日の子育て、疑問に感じること、こんな方法でいいのかな?と悩むことってありますよね。そんなときはぜひお気軽にhomealへご相談ください。

LINE無料相談はこちら