今回のテーマは「味噌×幼児食」です。
こんにちは!「冷凍生活アドバイザー」「野菜ソムリエプロ」のみつはしさなこです。
家庭にある調味料の「味噌」。具だくさんの味噌汁にするなど、子どもが野菜をたっぷり摂れるとして取り入れている方も多いでしょう。
スーパーなどにもたくさんの種類が並んでいますが、よく見ると「無添加」と書かれているものとそうでないものがあります。
こんなとき、あなたはどちらを選びますか?
もしかしたら、「なんとなく無添加の方が体に良さそう……」と思うかもしれません。
でも無添加味噌が、すべての人の生活スタイルに合うとは限りませんし、無添加ではない「だし入り」などの味噌にしかない良さもあります。
ただなんとなく選ぶだけでは、味噌の持ち味を活かせていないこともあるのです。
そこで今回は、「無添加」の意味や、幼児食で気をつけたいことについて紹介します。ご家庭で食事をつくる際のヒントにしてくださいね!
無添加味噌とそうでない味噌の違いとは
味噌の原材料は、「大豆」「食塩」「米(麦味噌の場合は、麦)」。乳酸菌などの微生物が生息しているため、時間とともに発酵による変化が起こります。
発酵食品は腸内環境を整えることで知られていますが、一方で発酵が進みすぎると変色したり風味が落ちたりする原因にもなります。
これらを防ぐために、「無添加」と表記のある味噌以外では、一般的に「酒精(しゅせい:アルコールのこと)」が使われています。酒精を使うと味噌の微生物は失活するのです。
とはいえ、死んでしまった乳酸菌類も、腸内で有益菌のエサになるなどの働きをしてくれます。
また酒精のほかにも、うま味として「アミノ酸」や「食品エキス」が添加されているものもあります。このような味噌は「だし入り」として、主に味噌汁向けに作られています。
シーンごとに使いやすい味噌は変わる
では「無添加味噌」と「そうでない味噌」はそれぞれどんな人に合っているのでしょうか?
無添加味噌はこんな人に
・味噌汁以外に、ほかの料理でも味噌を使いたい人
・自分で味つけやアレンジをしたい人
無添加味噌の一番のメリットは、味噌料理としての使いみちが広いことです。原材料のみで作られているので、さまざまな食材や調味料と合わせやすい。味噌汁に限らず、味噌炒めや味噌和え、味噌ドレッシングなどにも使えます。
小さなお子さんだと慣れない食材でも、親しみのある味つけをすると食べてくれることがありますよね。いろいろな味噌料理を作るなら、材料がシンプルな無添加味噌が向いています。
無添加でない味噌はこんな人に
・「だし入り」などを活用して、簡単に味噌汁を作りたい人
・忙しいときに、細かな味つけ調整なしに料理の味を決めたい人
忙しい子育て家庭にとって、手軽に使える「だし入り」味噌は心強い味方。普段は添加味噌、ちょっと凝った味噌料理にトライしたいときは無添加味噌、と使い分けてもいいですね!
酒精が入っているものは、そのままの保存で長持ちするのもメリットのひとつです。
無添加味噌の選び方と保存方法
無添加味噌は時間が経つと風味が落ちやすいので、より「おいしく保存できる」ものを選んだり、保管に気を配ったりするようにしましょう。
選び方
無添加味噌を買うときは、容器にバルブ(脱気用弁)がついているものを選ぶといいでしょう。発酵によって二酸化炭素が発生するため、時間が経つと容器が膨張してしまうことがあるからです。
保存方法
味噌は冷蔵保存が一般的ですが、実は凍らせても大丈夫。冷凍するときは、味噌が空気に触れないよう、フタとの間にラップをしておきます。
「冷凍したら使いにくいのでは?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。塩分が多く冷凍しても固まりにくいため、小分けする必要もなし。冷凍庫から取り出してすぐに使えるんです♪
おいしさが長持ちするので、幼児食に味噌を取り入れたい際におすすめの保存方法です。
特に無添加味噌の場合、冷凍室の温度(−18度)では発酵が進まなく、微生物が活動停止するのもメリット。味噌をなかなか使い切れない人も、一度冷凍保存にチャレンジしてみてくださいね。
味噌を使って料理を手軽に作りたいのか、それともいろんな料理を作りたいのかは、人によってもシーンによってもそれぞれ。だからこそ、違いや良さを知ったうえで家庭に合うものを選ぶことが大切です。
ぜひ参考にして、親子で食事をより楽しんでくださいね。
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