homealの専門家に幼児食や子育てに関する悩みや質問を聞いてみよう
homealの品質やメニュー開発は、管理栄養士、保育士、品質管理士といった幼児食や育児に関するプロフェッショナルな人たちにより支えられています。
この「おしえて🥕homeal」では、みなさんからいただいた幼児食や育児についての質問やお悩みに、専門家の目線からお答えしています。
子育ては、ほんとうに正解がなく、同じ年齢でも子どもによってさまざま。小さなお子さんを育てるパパやママのちょっとした安心の場になればうれしいです。
今回は「胃にやさしい食べものと栄養」についてのご相談です。
homealの管理栄養士、稲尾です。
胃の病気で重度の逆流があるのは、親御さんもお子さん自身も大変な状況とお察しいたします。油っこいものは控えておられるとのこと、すばらしいです。これからもぜひ続けてください。
栄養面について、なにをどう摂ったらいいのか?についてですが、基本的には「主食・主菜・副菜」をそろえ、バランス良く栄養を摂りながら、胃に負担のかからない食材選びをしていくことをおすすめします。
少し詳しくお伝えしますね。
主食
よく食べていらっしゃるうどんをはじめ、ご飯、パン、そうめん、パスタなどは、カラダの「エネルギー源」となる食べものです。これらの主食を水分を多めに調理し、やわらかくして食べさせてあげてください。
パンは食パンがおすすめです。ロールパンやクロワッサンといった、バターやショートニングなどの油が多く含まれているパンは控えたほうがいいでしょう。
主菜
主菜は、お肉、魚介類、卵、大豆製品、それらの加工品などがありますが、カラダを作る材料となる「たんぱく質」です。
鶏肉なら、ささみや皮を取り除いたむね肉、もも肉、レバーなど。豚肉なら、ヒレ肉やもも肉やレバーがおすすめです。
一方で、ウインナーやベーコンは脂を多く含むので控えたほうがいいでしょう。
魚介類は、鯛やさわら、たらなどの白身魚を中心に。ほかには、鮭やまぐろなどが食べやすいでしょう。さばやいわし、ぶりなどの青魚は脂が多いので、胃腸の負担になりやすいです。もし食べるなら少量にしたいですね。
調理方法は、お肉もお魚も薄味で煮たり炊いたり、蒸したりするのがおすすめです。
そして、たまごや大豆製品もぜひ取り入れてください!たまご豆腐やお豆腐などは、調理することなく、そのまま食べられるので便利です。少しレンジで温めてあげると食べやすいかもしれません。スープや煮もの、和えものなどの料理にも取り入れてみてください。
また、ちくわやかにかまなどは、小さく切ってスープや和えものなどに少量ずつ入れてみてください。練り製品は胃腸の負担になる場合もありますので、症状や成長段階にあわせて食べさせてあげてくださいね。
副菜
副菜は「ビタミン、ミネラル、食物繊維」を多く含む野菜類です。きのこ類や海藻類にもこれらが多く含んでいますが、胃腸の負担が大きいので控えたほうがいいでしょう。
やわらかく煮たり、炊いたり、蒸したりすると食べやすく、消化しやすいです。
それから、くだものなどのデザートもいいですよ。みかんやオレンジなどの柑橘類は消化しにくいので、バナナやすりおろしたりんごなどがおすすめです。
食事は毎日毎食のことなので、負担になりすぎないことも大切です。1日単位、1週間単位で主食、主菜、副菜がまずまずそろって食べられていれば大丈夫とお考えください。
また食材には、お子さんのカラダにあう、あわないなどの個人差もあります。あわない食材は控えたり、回数や量を減らすなどしてくださいね。
量を食べすぎたらしんどくなるようでしたら、少量ずついろいろな種類のものが食べられるといいですね。
すでに知っている情報もあるかもしれませんが、まずは基本的な考え方と食材についてお話しさせていただきました。料理方法や量など、追加でご質問があれば、いつでもご相談くださいね。
毎日の子育て、疑問に感じること、こんな方法でいいのかな?と悩むことってありますよね。そんなときはぜひお気軽にhomealへご相談ください。