今回のテーマは「春野菜を丸ごと楽しむ、簡単お手伝いレシピ」です。
こんにちは!「管理栄養士」「乳幼児食指導士」「こども成育インストラクター」の藤原朋未です。
あたたかい日が増え、スーパーにも春野菜が並ぶようになりましたね。
春野菜といえば、鮮やかな緑色が特徴的。
食卓を華やかにしてくれて栄養もたっぷりですが、”緑色”というだけで苦手に感じてしまうお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
春野菜の代表とされる、アスパラガス、レタス、そら豆にも、独特の香りや触感がありますよね。
料理のお手伝いは野菜に「触れる」チャンス!
苦手な野菜や知らない野菜がある場合、その食材を「好き」になるまでには次のような長い道のりがあります。
【食材を知る→興味をもつ→触れる→食べる】
好き嫌いの克服に近道はありませんし、決して「食べる」だけがゴールではありません。
まずは食材を知ること、次に興味をもつこと、触れてみること、そして最後に食べてみることを繰り返して、少しずつ好きへと向かっていくのです。
料理のお手伝いは、この【知る・興味をもつ・触れる】という苦手を克服する道順として、とても効果的な方法です。
今回ご紹介するのは、子どもが主体となって食材に触れながら調理ができる簡単レシピです。
包丁や火を使わないお手伝いなら、小さなお子さんにも安心して挑戦させてあげられます。
「自分でできた!」という経験が、最後の「食べてみたい」という気持ちにつながるといいですよね。
子どもが参加できるお手伝いポイントは、レシピ中に★印で示しています。パパ・ママが手伝ったり見守ったりしながら、ぜひ一緒に取り組んでみてくださいね。
アスパラガスのミモザサラダ
ゆでたまごをミモザのお花のようにトッピング!
材料 作りやすい分量
・アスパラガス・・・5本(100g)
・ゆでたまご・・・1/2個~1個
・オリーブオイル・・・小さじ1
【クリーミーマヨドレッシング】
・マヨネーズ・・・大さじ1
・牛乳・・・大さじ1/2
・醤油・・・小さじ1/2
作り方
① アスパラガスは根元の固い部分を切り落とし、根元から半分の長さまでピーラーで皮をむいて、半分に切る。
② フライパンにオリーブオイルをひいて中火にかけ、アスパラガスを焼く。途中で転がしながら5~6分ほどじっくりと焼き上げる。
③ 皿に盛り、★ゆでたまごをザルに入れてスプーンで押し当てるようにしてかける。
④ 材料を混ぜあわせた、クリーミーマヨドレッシングをお好みでかける。
ゆでたまごをザルにぎゅうぎゅう押し当ててみましょう。ザルの裏側から見てみるのもおもしろいですよ!
パラパラと散ったたまごはまるでミモザ(アカシア)のお花のよう。
ザルとスプーンという安全な調理道具だけでできるので、安心して挑戦させてあげられますね。
子どもにとっては何か道具を使ったお手伝いは、少しお兄さん・お姉さんになれた気分で達成感も大きくなります。
レタスとかにかまのモミモミのりサラダ
袋に入れて、モミモミ♪フリフリ♪
材料 作りやすい分量
・レタス・・・1/2個
・焼きのり・・・1/2枚
・かに風味かまぼこ・・・5本
A
・ごま油・・・小さじ1
・醤油・・・小さじ1/2
・いりごま・・・大さじ1
作り方
① ★レタスを食べやすい大きさにちぎり、袋に入れる。
② Aを加えて袋の口を閉じ、★袋の上からレタスを揉むようによく混ぜあわせる。
③ レタスがしんなりとしたら、★ちぎった焼きのりと割いたかに風味かまぼこを加えて、袋をふる。
④ 全体が混ざったら器に盛りつける。
たっぷりのレタスをちぎって作る、包丁いらずのサラダレシピ。
のりをちぎる・かに風味かまぼこを割くという作業もお手伝いしてもらいましょう。すべての工程で子どもが参加できるので、「ひとりでできた!」という満足度も高まります。
グリルで焼きそら豆
ほったらかしでOK!ホクホクのお豆は手が止まらないおいしさ
材料 作りやすい分量
・そら豆・・・適量
・塩・・・適宜
作り方
① そら豆はサヤのまま洗い、魚焼きグリルに入れる。
② 皮が焦げるまで強火で10〜15分焼く。
③ ★粗熱が取れたらサヤを剥き、お好みで塩をふっていただく。
加熱後にハサミで切り込みを入れると、むきやすくなります。サヤを開く・豆を取り出すなどの細かな作業は指先の運動になり、子どもの集中力を高めてくれます。
「手伝って!」とお願いされるまでは、見守ってあげましょう。
「お豆は何個入っているかな?」そんな声かけとともに、サヤの上から触りながらクイズをしてもいいですね。数の練習にもなり、食べる前からさまざまな楽しみ方ができるので、そら豆はおすすめの食材です。
「ありがとう」
「お手伝いしてくれて助かったよ」
と、お子さんに感謝の言葉を伝えましょう。きっとお子さんの笑顔が見られるはず。
苦手な野菜は、まずはお手伝いを通して”触れる”ことを目標にしてみてください。
食べられなくても大丈夫!そんなときは無理に食べさせようとはせずに、大人が代わりにおいしく食べている様子を見せてあげてくださいね。
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