今回のテーマは「野菜を好きになる」です。
こんにちは!「野菜ソムリエプロ」「冷凍生活アドバイザー」「江戸東京野菜コンシェルジュ」「メンタルフードマイスター2級」の増田智子です。
私のコラムでは『どうしたら野菜を好きになれるのか?』をテーマに野菜ソムリエプロとして、そしてママ業を経験している者として、すぐに実践できる簡単なヒントをお伝えしていければと思います。
例えば…
◇好きになるには興味を持つのが一番!
◇野菜をよく観察してみよう
◇ちょっとだけ育ててみよう
◇お手伝いをしてみよう
◇料理の仕方を考えてみよう
などなど。
野菜や果物を通して、みなさんの日々の生活がうきうきしたり、楽ちんになったりするといいなと思っています。また、今が旬!の野菜を使った簡単レシピも一緒にご紹介しますね。
野菜を好きになってほしいから…野菜に興味をもってみて
野菜ソムリエになってよく聞かれるのが「どうしたらうちの子は野菜を好きになってくれるの?」という質問。野菜をいっぱい食べて欲しい!野菜好きな子に育てたい!……でも、そううまくはいかない。
野菜は悩みの種であることが多いようです。
ただ、興味がないものを好きになるのってそもそも難しいですよね。大人だって…自分に興味がないことの話をされても、ちっとも面白くない(笑)。でも今までまったく興味のなかったことを、子どもや家族と一緒にしているうちに、だんだん好きになってハマっちゃった!なんてことはありませんか?
子どもたちが野菜が苦手!というのは、知らない、興味がないものに対して警戒しているのかも。野菜のことを「おもしろい!もっと知りたい!」と思ってもらうのが、野菜好きへの一番の近道かなと思います。
野菜をじっくり観察してみよう!
「キャベツと白菜とレタスの絵を描いてみてください」と言われたら、みなさんすぐに描けますか?
どれもみんな緑色の葉っぱの野菜。でも全然違うのはわかりますよね。
ではどんなところが違うのでしょう?
大人も「絵に描けるほどじっくり」とは、見たことがないかもしれません。
まずは絵を描くつもりで、じっくり野菜を観察してみましょう!
葉っぱの色は?形は?重さは?柔らかさは?触った感じは?お味は?
お子さんにはクイズ形式で聞いてみてくださいね。
「レタスとキャベツはこんなところが違うね!違いがわかるなんてすごいね!」と、家族の会話にしっかりと野菜の話題が入ってきますよ。
さて、私のほうからも面白い野菜をご紹介します!
これはなんでしょう?
ブロッコリーの超ドアップです。
よーく見てみると、小さな粒がいっぱい!これは、ひとつひとつが花のつぼみ。これから立派な花を咲かせるためのパワーが詰まっています。
こちらは、カリフラワーの仲間で「ロマネスコ」と言います。
とんがりヤドカリみたいなのがたくさん!不思議な形をしていますよね。これらは両方ともキャベツの仲間です。形が全然違うのに。おもしろい!
旬の野菜 おすすめレシピ
季節は春!ということで、春キャベツのレシピをご紹介します!
子どもと一緒につくれる!
春キャベツのしゃかしゃかサラダ
(2人分:調理時間5分)
材料
春キャベツ(大きな葉3枚分くらい) 150g
塩昆布 10g
干しエビ(オキアミ、サクラエビなど) 10g
ごま油 小さじ1
白いりごま 小さじ1
作り方
①春キャベツは洗って水気をきり、小さく手でちぎる。*お手伝いPoint
(芯の硬い部分は包丁で薄く切る)
②ビニール袋にすべての材料を入れ、シャカシャカ振ったり、もみもみして混ぜる。*お手伝いPoint
③キャベツがしっとりしたら器に盛り付ける。
「*お手伝いポイント」のところは、小さいお子さんでもできます。わが家の長男は、0歳の頃からシャカシャカしています(笑)。ぜひ、一緒に作ってみてください!
*キャベツが飛び散らないように、ビニール袋の口はしっかり縛るのを忘れずに!
*濃いめの味付けにするとおつまみにもピッタリ!「子どもが作ったのよ〜」と教えて、いっぱいほめてもらいましょう!
春キャベツメモ
秋に種をまき、この時期に収穫される春キャベツは葉が柔らかく、ふんわりと巻いています。甘みがあり、みずみずしいので、サラダにおすすめです!
次回も野菜っておもしろい!と思えるお話をお届けします。