今回のテーマは「電気調理鍋の選び方」です。
こんにちは!「冷凍生活アドバイザー」「野菜ソムリエプロ」のみつはしさなこです。
電気調理鍋、みなさんは使っていますか?
専用レシピ本まで出るようになった電気調理鍋は、料理をラクにする家電として広まり、今では多くの種類があります。でも機能や種類が豊富なので、どれが自分に合っているの?とわからない方も多いはず。
そこで今回は、わたしが実際に電気調理鍋を使ってみた経験をもとに、メリット・デメリットをふまえた電気調理鍋の選び方を紹介します。
さらに、一品で大満足の簡単レシピも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
知っておきたい電気調理鍋のメリットとデメリット
メリット「自分がいなくても料理が完成する」
電気調理鍋は、いわば料理をする人の分身です。
自分がキッチンにいなくても調理ができるのは、子育てや仕事で忙しいパパ・ママには大きなメリット。洗濯物を干したり子どもをお風呂に入れたりしている間に、おかずを作るなんてことも可能です。
また、「○時間後に調理を開始する・できあがる」という予約機能が備わっているので、計画的に調理ができます。
わたしは、平日に子どもの保育園や習い事の送迎があるときや、休日に子どもと公園にあそびに行っている間に、予約機能を使うことが多いです。
子どもたちを待たせずに、帰ってきたらすぐに食事が出せるのは、本当に助かります!
デメリット「活躍させるにはスペース確保が必要」
電気調理鍋を置くには、だいたい炊飯器1台分くらいのスペースが必要になります。
「使うときに出せばいいかな」と棚に収納をしてしまうと、取り出すのがおっくうになってしまい、結果的に使わなくなるということも。
日常的に活用するためにも、使いやすい場所にスペースを確保してから購入することをおすすめします。
どこに置くと一番ラクか、ほかの移動できそうな調理道具と見比べながらスペースを探してみてください。スペース確保のため、収納の見直しをするきっかけにもなりますよ。
わたしの場合は、キッチンにあった出番の少ない調理家電を思いきって別の場所に収納して、空いたスペースに電気調理鍋を置きました。結果、キッチン全体を有効に使えるようになりました。
電気調理鍋は大きく2種類
電気調理鍋は細かい性能の違いはありますが、使い方により大きく2種類に分けられます。
思い切って買ったのに使いこなせないともったいないので、自分の使い方や目的にあったものを選んでくださいね。
内蔵レシピが豊富な「オート調理タイプ」
内蔵レシピが豊富な電気調理鍋は、材料を入れてメニューを選べば、調理がスタートできる、その手軽さが特長です。
内蔵レシピ数が100を超えるものも珍しくないので、毎日自分で献立を考えるのが面倒な方や、おかずがワンパターン化しているのが気になる方におすすめ。
ただし、調理の種類が多いものやレシピ数が豊富なタイプは、やや高価な傾向があります。
内蔵レシピが少ない「マニュアル調理タイプ」
一方で、電気調理鍋には内蔵レシピが少なく、マニュアルで設定して調理するものもあります。
マニュアルといっても調理方法と調理時間を自分で設定すれば、レシピ内蔵タイプと同じように自動調理ができるので、操作はむずかしくありません。また、比較的お手ごろな価格が多いのもうれしいです。
いつも作るメニューが決まっている方や、料理は好きだけど時間を効率的に使いたいという方におすすめ。
わが家は、このマニュアル調理タイプの電気調理鍋です。
平日は、ちょっとした野菜の煮物調理や、子どもが苦手な魚を骨まで柔らかくする圧力調理をします。休日には、予約モードでパスタソースを作ることが多いです。多いときは週の半分を電気調理鍋に頼ることも!
正直に言うと、わたしはコンロで料理することをそれほど不便と感じていませんでした。「料理をするときはキッチンに立つ」のは当たり前だと思っていたからです。
でも実際に電気調理鍋を使ってみて、自分がキッチンにいなくても料理が完成することに本当に助けられています。
料理があまり得意ではない方はもちろん、料理が好きな方にとっても時間の使い方を見直すきっかけになるかなと思います。子育てと家事と仕事のバランスにモヤモヤしているなら、検討の余地ありです。
高性能タイプが必ずしも自分にあうとは限らないので、自分の料理や献立の悩みにあわせて選んでみてくださいね。
電気調理鍋の主な機能と作れるおかず
電気調理鍋には、次の機能が搭載されているものが多いです。
(メーカーによって一部搭載されていない場合もあります)
<主な機能>
・圧力調理
おでんや角煮、いわしの煮付けなど、調理に時間がかかるときや骨までやわらかくしたいときに。
・煮もの調理
カレーや肉じゃが、スープなど煮込み料理全般に。
・炒め料理
ミートソースなど、炒めてから煮込みたいときに煮もの調理とセットで使用。
・無水調理
ふかし芋など、少ない水で野菜を蒸したいときに。
・低温調理
ローストビーフや鶏ハムなど、低めの温度で調理したいときに。
内蔵レシピタイプの電気調理鍋も、基本的にこれらの調理モードを使ったレシピが多いです。
1品でおなか満足!電気調理鍋で作る「簡単親子丼」
親子丼は1品でおなかを満たしてくれるうえに、とろりとした食感で食べやすいので、好きなお子さんも多いはず。丼ものはお皿の数も少なく、食べ終わった後の洗い物も減って時短にもなります。
電気調理鍋での作り方を覚えておくと、料理の時間がないときに助かるレシピです。
材料 大人2人+子ども1人分
・鶏もも肉・・・250g
・玉ねぎ・・・1個
・めんつゆ(6倍希釈)・・・大さじ2
・水・・・180ml
・たまご・・・2個
・ご飯・・・必要な分
作り方
① 鶏もも肉は1口サイズに切り、玉ねぎは1〜2cm幅に切る。
② 電気調理鍋の釜にめんつゆと水を入れて軽く混ぜ、①を入れる。
③ 煮もの調理モードで20分煮込む。
④ たまごを割り溶いておく。
⑤ 加熱が終了したら、蓋を開けてあたためなおしや煮物調理モードで再加熱し、溶きたまごを流し込んで軽く火を通す。
⑥ 器によそったご飯に⑤を盛り付ける。
わたしは電気調理鍋を使うことで、家での料理時間の短縮はもちろんですが、心の余裕も生まれた気がしています。
おうち時間やお子さんとのひとときを充実させたい方の参考になればうれしいです。