今回のテーマは「毎日摂りたいカルシウム量」です。
こんにちは!「管理栄養士」「ジュニア野菜ソムリエ」の稲尾貴子です。
カルシウムは、子どもの成長に欠かせない大切な栄養素のひとつ。
骨を作る材料として、まず一番に「カルシウム」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
カルシウムの摂取は20歳までが重要で、骨の量や密度は男女ともに20歳ころに最大になります。そこから20歳以降は横ばいになり、40代を越えると年齢とともに徐々に減少していきます。
つまり20歳までに摂取したカルシウム量が、将来大人になったときの骨の量や密度に影響してくるのです。
そしてもう一つ、実はカルシウムだけでは骨を丈夫にすることはできません。体内でカルシウムが効率良く吸収されるように、マグネシウムやビタミンDも必要です。
魚介類や海藻、大豆製品にはマグネシウムが多く含まれているので、毎日少しずつでも食べられるといいですね!
しいたけや魚(特に鮭)には、ビタミンDが多く含まれています。ビタミンDは日光に当たることで活性が高まり、カルシウムの吸収を助けて骨を強くします。しいたけを日光に当ててから料理をしたり、干ししいたけを利用したりするのもおすすめです。
そしてもちろん、日中はしっかり外で遊んで、お子さん自身が日光に当たることも大切です。
カルシウムを多く含む食品
では、1日にどれくらいのカルシウムを摂れば十分なのでしょうか?
下の表は、カルシウムの食事摂取基準です。1日分の食事やおやつを合わせて、推定平均必要量が満たされていると安心です。
カルシウムを多く含む食品には下記のようなものがあります。
小松菜は、茹でたり炒めたりすれば小鉢1皿程度の量になります。
カルシウムの量は食材によって違うので、お子さんがよく食べるものにどれくらいカルシウムがあるのか一度確認してみるのもいいですね。
次回は、メニュー編としてカルシウムが簡単に摂れる工夫やレシピをご紹介します♪