「ちょっと待ってね」から、一緒にする家事へ。3歳でもできる料理のお手伝い 〜 homealの幼児食専門家にきく🥕


今回のテーマは「子どもにもできる調理のお手伝い」です。

こんにちは!「冷凍生活アドバイザー」「ライフオーガナイザー」「リユースオーガナイザー」の佐藤美香です。

小さなお子さんの「お手伝いしてあげる!」とはりきる姿、愛おしく頼もしいですよね。けれども、包丁や火を使うキッチンでのお手伝いは「危ない」と心配になったり、「あと片づけが大変になりそう」「早く食事を作って、食べさせたい」という本音もあったり……。

なにを任せるか考えているうちに、ついつい「ちょっと待ってね」の言葉が増えてしまうことってよくありますよね。

今回ご紹介するのは、そんなシーンでも小さなお子さんにお願いしやすい「調理のお手伝い」です。

毎日仕事や家事に忙しいパパやママ、お子さんに楽しく助けてもらっちゃいましょう!

地味に大変な「洗う・むく・とる」は、まとめてお任せ!

調理のたびに食材を洗ったり、皮をむいたり、不要な部分をとりのぞいたり。地味に大変な作業も、小さなアシスタントさんは喜んでやってくれるものです。せっかくなので、まとめてお願いしてしまいましょう!

 

洗う

野菜は、水をはったボールの中で洗ってもらうといいですよ。わが家では、キュウリのような洗いやすいものからお願いしました。大好きな水遊びの感覚で、楽しくお手伝いをしてくれます。

慣れてきたら、少し洗いづらい葉物の茎部分なども。

今では私より丁寧に洗ってくれています(笑)。大人が調理をする横で洗う作業に集中してもらえれば、「危ない」と心配することもありません。

 

むく

玉ねぎの茶色い皮むきもお願いしています。

皮をむくのは楽しいようで、集中してたくさんやってくれることも。むいた玉ねぎを入れる袋と、皮を捨てるための袋をあらかじめ広げておけば、後片づけも簡単です。

 

とる

プチトマトのヘタ(じく)も、買ってきたらまとめて取ってもらいます。

ヘタ(じく)をあらかじめ取っておくことで、雑菌の繁殖を防ぐことができます。洗って水気をふきとり、野菜室に保管しておけば、食べたいときにサッと食べられるのもうれしいですね。 

「たくさんの手順」は、作り方を変えておまかせ!

衣をつけてから揚げる「フライ」や、ご飯にお酢を混ぜてから作る「のり巻き」。たくさんの手順がある料理も、作り方を変えることで、お子さんにお願いしやすくなります

 

フライ

フライを作るときは、「小麦粉→卵→パン粉」の手順を「マヨネーズ→パン粉」に変えるだけで、グッと楽になります。

写真はアジフライを作ったときのもの。マヨネーズを広げたトレーの上に、アジをのせて「表と裏にマヨネーズをぬりぬりしてね」とお願いしてみました。

マヨネーズぬりが終わったら、パン粉を広げたお皿の上にのせ、上からパン粉をふりかけてもらいます。生の魚を触るのがおもしろかったようで、家族全員の分に衣をつけてくれました。

 

のり巻き

酢飯を作るのが面倒で、敬遠してしまいがちなのり巻き。じつは酢飯を使わなくても、おいしく作ることができます

ポイントは、具材をプルコギなどの味の濃いおかずに変えること。酢飯ではない、ふつうのご飯で簡単にのり巻きが作れますよ。

わが家では、前日の残りご飯などで作ることもあります。時間に余裕ができることで、子どもに「のりの上にご飯をうすく広げてもらう」「具材を並べる」などの工程をお願いしやすくなります

巻く作業は少し難しいようで、何度も巻きなおしたり、親も一緒にやったりすることがありますが、そんな時間も楽しいものです。

便利な道具や材料を使って、楽しくおまかせ!

最近は便利なキッチングッズがたくさんありますし、同じ料理でもより作りやすい材料を選ぶなどして、お子さんにどんどん助けてもらいましょう。

 

便利な道具

子どものお弁当作りで、「少しでもかわいらしくしたいな」と思うことがありますよね。けれども、朝から包丁で飾り切りをしたりするのは、ハードルが高いものです。

写真は100円均一ショップで見つけた道具を使って、ゆで卵を飾り切りしているところです。ゆで卵を転がすだけで、簡単に花形ができあがります。包丁を使わないので、安心して子どもにお任せできます。

もし途中で崩れてしまったら、そのまま玉子サラダにしてしまえばOK。「失敗しても違う方法があるから大丈夫!」そんな思いも一緒に伝えています

 

作りやすい材料

わたしの娘は、よく餃子づくりをお手伝いしたがります。粘土遊びや工作に近い感覚でおもしろいのかもしれませんね。

ただ、丸い餃子の皮で何度か挑戦してみると、半月型に折って具材を包むのが難しい様子でした。そこで、四角い棒餃子の皮に変更。これだと真っ直ぐに巻いていけばいいので包みやすいらしく、具材がはみ出る率も減りました(笑)。

たくさん子どもと遊びたいのに、つい待たせてしまう……。そんなときはお手伝いをしてもらって、家事の時間を一緒に楽しむのも一つの方法です。疲れたときに、横でがんばるお子さんの姿が、きっとパパやママに元気をくれますよ。

 

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